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社説
11月16日付  日ロ首脳会談  領土解決へ具体策探れ  
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 鳩山由紀夫首相とロシアのメドべージェフ大統領との首脳会談がシンガポールで行われた。

 最大の懸案の北方領土問題について、メドべージェフ大統領は「(解決策は)双方が受け入れ可能な案であることが大事だ」「(返還には)厳しい世論があるが、鳩山政権の間に領土問題をぜひ前進させたいと思っている」と述べたが、解決に向けての具体的な提案はなかった。

 これに対し、鳩山首相は「2島返還は理解できない。それを超えた独創的アプローチを示してほしい」と、北方4島のうち歯舞、色丹の返還合意だけでは不十分との認識を強調した。

 9月のニューヨークでの初会談の際、メドべージェフ大統領は「独創的なアプローチをする用意がある」と語り、両首脳は次回に踏み込んだ議論を行うことを確認していた。

 それだけに、進展がなかったことに拍子抜けした。日ロ双方に認識の隔たりを埋める努力を求めたい。

 両首脳は、来月中旬にコペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)の際に再会談することで一致。鳩山首相は岡田克也外相を近くロシアに派遣する意向を伝えた。

 日本政府は事態打開へ態勢を立て直し、解決への具体的な道筋を探る必要がある。

 メドべージェフ大統領は会談の中で「冷戦時代の発想はとらない。現実的な解決をしたい」とも述べた。来月の会談では、ぜひ前向きの提案を望みたい。

 鳩山首相は領土問題について、今月11日に「それなりの覚悟で行動する」と解決に意欲を示していた。メドべージェフ大統領との初会談の際には「われわれ世代で最終的に解決したい」と語っていた。

 今後の交渉でも、こうした姿勢はしっかりと貫いてもらいたい。

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