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社説
2月26日付  徳島ヴォルティス  開幕戦飾りJ1へ勢いを  
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 サッカーJ2の徳島ヴォルティスがきょう、ホームの鳴門ポカリスエットスタジアムで、東京ヴェルディ(東京V)との開幕戦に臨む。

 チームが目指すのは、3年ぶりのJ1復帰である。そのために、「昇格プレーオフ圏内の6位内」を今季の目標に置く。2012年以来、手にしていない開幕戦白星をつかみ、好スタートを切ってもらいたい。

 今季は、指揮官にチーム初の外国人監督となるスペイン人のリカルド・ロドリゲス氏を迎え、例年以上に士気が高まっている。

 新監督が掲げたのは「攻撃的で魅力あふれるサッカー」である。

 ファン、サポーターが満足し、わくわくした気持ちでスタジアムに足を運んでほしいという思いからだという。

 選手層も厚くなっている。

 昨季チームトップのゴールを挙げた渡、攻撃の起点となった広瀬、攻守の要の岩尾ら主要メンバー18人が残留した。これを補強するのが、J2山口で攻撃の中軸を担った島屋、セルビア人の長身FWアシチェリッチ、DFヴァシリェヴィッチら12人の新加入組である。

 仕上がりは順調のようだ。高知、宮崎のキャンプで行った練習試合は、3勝1分けの負けなしだった。中でも格上のJ1大宮と1-1で引き分け、J1甲府に2-0で快勝したのは、本番への期待を膨らませるものだ。

 守備陣が高い位置からプレッシャーをかけてボールを奪うと、攻撃陣が連動して前進し、ゴール前で数的優位をつくる。ロドリゲス監督が描く「堅守速攻」の形が実践できつつあるのは心強い。

 目立った故障者がなく、全員がいい状態で開幕戦を迎えられるのも、朗報だろう。

 昨季は後半戦で巻き返し、16勝9分け17敗の9位と何とか一桁に入ったが、出だしでつまずき、前半戦は一時、最下位にまで沈んだ。要因となったのが、けがやコンディション不良の選手が少なくなかったことだ。

 今季、そうしたハンディがない意味は大きい。今後も、それぞれがシーズンを通して持てる力を十分に発揮できるよう、体調の維持に留意することが大切だ。

 開幕戦の相手の東京Vは昨季18位と下位に甘んじたが、ヴォルティスと同じくスペイン人の監督を招き、立て直しを図っている。総力で迎え撃ち、しっかりと結果を出さなければならない。

 J1から降格してきた名古屋、湘南など、強豪がそろう中で勝ち点を重ねるのは容易ではない。選手を励まし、奮い立たせるのは、ファンの後押しである。

 昨季、ホーム戦の1試合平均入場者数は4565人と、前季より500人近く少なかった。勝利が遠かったとはいえ、これではやはり寂しい。

 県民挙げて声援を送り、シーズン最後にはJ1復帰の喜びを分かち合いたい。

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