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社説
9月28日付  O157食中毒   二次汚染防ぐ対策急げ  
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 腸管出血性大腸菌O157は、極めて少量の菌でも発症するのが特徴だ。症状が軽いため風邪や寝冷えだと思い込んでいると、重症化するケースも少なくない。
 
 肉や野菜など原因となる食品は多岐にわたり、特別な予防方法もないのが実情だ。食品や調理場を衛生的に保たなければならない。
 
 埼玉、群馬両県の系列惣菜店を介した集団食中毒では、感染した3歳女児が死亡する事態になった。女児と同じ遺伝子型の菌の感染者は、関東圏のほか、滋賀や香川など11都県で確認されている。
 
 衛生管理を怠れば、全国のどの店でも集団食中毒が起こり得る状況だ。抵抗力が弱い幼児や高齢者は、とりわけ注意してほしい。
 
 埼玉、群馬両県の集団食中毒で問題なのは、いまだに感染源や感染ルートが分かっていないことだ。
 
 死亡した女児は加熱済みの惣菜しか食べていなかった。このため、客が大皿から好みの惣菜を取り分ける際のトングが、感染を拡大させた要因だと指摘されている。
 
 店側には、調理過程だけでなく、料理や食品の提供方法も含めた幅広い観点からの予防策が求められよう。
 
 国や自治体は、多くの客が自分で料理を取り分ける方式を念頭に、二次汚染を防ぐ衛生管理の指針を示す必要がある。被害が広域に及んだ場合の自治体間の情報共有体制も構築してもらいたい。

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