![]() 「危険になった」不評の声 徳島駅南の自転車専用レーン 2009/6/10 10:42
徳島駅南側の国道192号沿いの歩道に県内で初めて整備された自転車専用レーンが、不評を買っている。自転車と歩行者の接触事故を起こさないために整備したレーンだが、歩道中央に設けた鉄柵が通路幅を狭める上、周知不足から自転車が歩行者レーンを通行するなど、「かえって危険になった」との声も。国土交通省が2億8000万円をかけて整備したものの、「無駄な公共事業」との指摘もある。新設された自転車専用レーンは▽そごう徳島店南側の藍場町1~元町1▽阿波観光ホテル南側の元町1~八百屋町2▽徳島中央郵便局北側の元町2~八百屋町1-の計850メートル。国交省徳島河川国道事務所が2007年度から整備に着手し、今年3月末に完成した。 自転車と歩行者のレーンを区別するため、幅4メートルの歩道の中央に高さ80センチの鉄柵を断続的に設け、路面をそれぞれ赤と緑に色分け。自転車専用レーンの路面には自転車のマークをペイントし、表示板を設置している。しかし、通行者への周知が十分でなく、歩行者専用レーンを走る自転車の姿がたびたび見受けられる。 通路幅が狭くなったため、朝夕の通勤・通学時間帯には混雑を助長し、自転車同士が接触しそうになることもある。 自転車通勤する市内の女性会社員(29)は「表示板が目に入らず、自転車専用レーンに気付かなかった。鉄柵にぶつかりそうになり、ヒヤッとすることがよくある」。歩道沿いで洋服店を営む女性(64)は「圧迫感があり、余計に危なくなった印象。必要のない公共事業の典型では」とあきれる。 徳島河川国道事務所によると、この区間で04~07年度に自転車と歩行者が関係する事故の届け出はなかった。しかし交通調査の際には、接触事故の可能性がある自転車と歩行者の交錯が多くみられたという。 同事務所交通対策課の石川安二課長は「自転車には不便をかけるが、交通弱者である歩行者の安全を優先させた。危険性を指摘する意見があれば聞きたい」と話している。 国交省と警察庁は08年1月、徳島、佐古両駅周辺を含む全国98カ所を、自転車専用レーン整備のモデル地区に指定。四国は各県2カ所ずつ8カ所が選ばれた。佐古駅南側の県道沿いの歩道290メートルは、県が事業費5000万円で09年度内の完成を目指している。色分けはするが、鉄柵を設けない予定。 【写真説明】周知が行き届かず自転車と歩行者が入り乱れて通行する自転車専用レーン=徳島市元町1
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徳島駅南側の国道192号沿いの歩道に県内で初めて整備された自転車専用レーンが、不評を買っている。自転車と歩行者の接触事故を起こさないために整備したレーンだが、歩道中央に設けた鉄柵が通路幅を狭める上、周知不足から自転車が歩行者レーンを通行するなど、「かえって危険になった」との声も。国土交通省が2億8000万円をかけて整備したものの、「無駄な公共事業」との指摘もある。














