![]() 天国の姓億さんに届け 「ねたきりになら連」、初盆へ踊り準備着々 2009/6/21 10:38
脳血管障害のお年寄りらによる「ねたきりになら連」(石川富士郎代表)は今年、長年にわたり支援を受けてきた阿波踊りの名手・姓億(せいおく)政明さんが昨年12月に84歳で亡くなってから、初めての夏を迎える。姓億さんは脳内出血で倒れた自身の経験を踏まえ、連に寄り添ってきた。連員らは「天国の姓億さんに今年も元気な姿を見せよう」と準備を進めている。「写楽踊り」で観客を魅了し、一時代を築いた姓億さんは1983年、脳内出血で倒れたが、懸命のリハビリで阿波踊りに復帰。93年にねたきりになら連が発足したときには、「こんな連ができるのを待っていた」と顧問を引き受け、毎年のように一緒に踊り込んで盛り上げてきた。 94年から参加し、最多出場の米田ミネ子さん(86)=徳島市下助任町=は、61歳のときに脳動脈破裂とくも膜下出血で倒れた。命は取り留めたものの、7年間寝たきり生活。リハビリを始めると、同じ病院で姓億さんもリハビリに取り組んでいた。互いに体は思うように動かなかったが「頑張れ」と励まされた。 医師に勧められ、ねたきりになら連に初参加すると、ここでも姓億さんが励ましてくれた。参加して5、6年目、ボランティアらに支えられて演舞場に立つと、自然と足が動いて歩くことができた。「雲の上を飛んでいるみたいだった」と感激の瞬間を語る。 今では、寝たきりだったことがうそのように回復し、連の仲間と年に1回再会するのを励みにしている米田さん。今夏も参加する予定で「今から楽しみです」と話す。 長年、ボランティアとして運営を支える橋本アケミさん(62)=徳島市西須賀町=は「『姓億さんと(95年に脳内出血で倒れた)石川代表が頑張っているから自分も頑張る』と励みにしてきた参加者は多い」。今年の踊りの日には、姓億さんに全員で黙とうする。 ◇ ねたきりになら連は8月13日に演舞場で踊る予定にしており、参加者やボランティアを募集している。参加要件は<1>おおむね60歳以上で、日常生活で介護を必要とする人<2>阿波踊りを踊って楽しみたい人<3>家族など1人が付き添ってくれる人。1泊と日帰りの2コースがある。事務局は「例年、県内の参加者は比較的少ない。ぜひ参加を」と呼び掛けている。締め切りは6月30日。申し込み・問い合わせは事務局の橋本さん<電088(669)1004>。 【写真説明】ねたきりになら連とともに演舞場に踊り込む姓億さん=2003年8月
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脳血管障害のお年寄りらによる「ねたきりになら連」(石川富士郎代表)は今年、長年にわたり支援を受けてきた阿波踊りの名手・姓億(せいおく)政明さんが昨年12月に84歳で亡くなってから、初めての夏を迎える。姓億さんは脳内出血で倒れた自身の経験を踏まえ、連に寄り添ってきた。連員らは「天国の姓億さんに今年も元気な姿を見せよう」と準備を進めている。














