三好市東祖谷久保の出口弘明さん(40)由美さん(37)夫婦に10人目の子どもが誕生した。8女の優唯菜(ゆいな)ちゃん。弘明さんの両親をはじめ、9人のお兄ちゃんやお姉ちゃんも14人目の家族の誕生に大喜び。過疎高齢化が進む地域だけに、近隣住民にとっても明るい話題となっている。
優唯菜ちゃんは8月17日につるぎ町の半田病院で誕生。現在は自宅で家族に見守られながらすくすくと育っている。
建設作業員の弘明さんと由美さんが結婚したのは18年前。その翌年に長女の美砂紀さん(17)が生まれ、その後女の子ばかり4人が生まれた。
結婚当初から、弘明さんは「男の子が欲しい」と思っていたそうで、6人目に念願の長男大輝君(6)が誕生。さらに、お姉ちゃんらが育児を手伝うようになったこともあり、次男、6女、そして昨年1月には7女夢月希(むつき)ちゃんが生まれた。
弘明さんは「仕事で疲れて帰っても、家の中がにぎやかで元気付けられる。でも11人目は考えていない」と笑う。
大家族ならではの悩みもある。食事、洗濯・・・家事の量は膨大で、家族で出掛けるにも一苦労。6年ほど前、移動用に18人乗りのバスを購入した。由美さんは「家事と育児で大変だけど、お姉ちゃんや義母が助けてくれるから大丈夫。子どもの成長を見るのは楽しい」と目を細める。
東祖谷地区では高齢化が進み、昨年生まれた子どもはわずか9人。近くに住む主婦下川宮子さん(75)は「少子化の時代に子だくさんなのはいいこと。子どもが増えると地域が元気になりますね」と、おめでたのニュースを喜んでいる。【写真説明】優唯菜ちゃんを抱く由美さん(中央)とその様子を見守る弘明さん(後列左端)ら家族=三好市東祖谷久保