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県、人工海浜の利用規則を作成 ルイスハンミョウ保護へ   2009/11/7 10:26
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県、人工海浜の利用規則を作成 ルイスハンミョウ保護へ 徳島県は、埋め立てが進む徳島市の沖洲海岸から北へ約300メートルの人工海浜へ移動させた絶滅危惧(きぐ)種ルイスハンミョウの生息環境を守るため、人工海浜の利用規則を作る。四国横断道建設に伴うマリンピア沖洲2期事業で、人工海浜は2010年3月末に一般開放される。県は8日、NPO法人徳島保全生物学研究会と共同で、初のワークショップを開催。環境保護団体や地元住民らとともに、人と希少種の共存策を考える。

 ワークショップには、県が公募した3人を含む約20人が参加する。来年1月までに計3回開き、人工海浜の利用規則の素案を作成。素案は、2月に開く県マリンピア沖洲環境調査委員会の事後調査計画検討部会に提案し、一般開放までに最終的な利用規則を決める。

 人工海浜はルイスハンミョウの生息域確保、高潮対策、自然と触れ合う場所の確保を目的に、05年度からマリンピア沖洲北西の約7ヘクタールで造成を開始。07年に沖洲海岸から移ったとみられる個体が確認されたため、県が08年9月から今年10月まで移動作業を行い、7月には1日で26匹の成虫が確認されている。

 一方、沖洲海岸では06年ごろからアサリが繁殖し、多くの県民が潮干狩りに訪れるようになり、確認される成虫の個体数が減少。05年には1日に最大66匹が確認されたが、06年は23匹、07年は11匹となった。

 県は、砂浜に大勢が立ち入ったことが生息に悪影響を及ぼした可能性があると分析。人工海浜の生息環境を持続するには、立ち入りを制限するルールが必要と考えた。

 ルイスハンミョウの移動はほぼ完了したが、県は来年度以降も生息調査を続ける。ワークショップも随時開く予定で、調査結果を踏まえ、より良い利用規則を考えていくという。県港湾空港企画課は「県民の意見を聞きながら、人と自然が共生できる人工海浜を目指したい」としている。

 ≪ルイスハンミョウ≫環境省のレッドデータブックで、絶滅の恐れがあるとされている甲虫。体長は約1・5~2センチ。黒い背中に、白のまだら模様がある。
【写真説明】造成された人工海浜。人と希少種の共生を目指して利用規則を作る=徳島市東沖洲
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