クーリングオフ告げず 県警、特定商取引法違反容疑で2人逮捕 2009/11/16 11:05
一定期間内なら解約できる「クーリングオフ制度」を説明せず、高齢者に高額商品を売り付けたなどとして、県警生活環境課と美馬署は15日、特定商取引法違反(事実の不告知・書面不交付)の疑いで、徳島市内の訪問販売業者の女2人を逮捕した。また、この業者を販売代理店とし、商品を卸している同市内の下着類卸会社「シャンロワール」など関係先11カ所を家宅捜索した。
逮捕されたのは、徳島市国府町日開、有限会社「原」社長原政子(58)と同市国府町観音寺、同社販売員西岡弘子(61)の両容疑者。
逮捕容疑は、2人は7月13日夕、美馬市木屋平の70代の無職夫婦宅を一緒に訪問。クーリングオフ制度を故意に告げず、サポーターなどの売買契約を結び、特定商取引法が定める契約書を渡さなかったとしている。
県警によると、逮捕容疑について、原容疑者は「クーリングオフの説明はしたし、契約書も渡した」と否認。西岡容疑者は「間違いありません」と認めている。
2人は夫婦に腰や足のサポーターをはじめ、ボディーローション、茶など13点を計19万円で販売。商品はすべて契約を結んだ翌14日に手渡し、夫婦から代金全額を現金で受け取ったが、領収書を渡しただけだった。
8月下旬、美馬市役所木屋平支所から地元駐在所に「高額なサポーターを売っている人がいる。高齢者を中心に買わされている」との通報があり、2人が浮上した。木屋平地区の約40戸を訪問販売して回っていることをすでに確認しており、中には30万円以上を支払って商品を購入した人もいる。
「シャンロワールドリーム」という業者名を名乗って、両容疑者が2人一組で訪問販売をしており、原容疑者が夫婦に示した名刺にも「シャンロワールドリーム」と記されていたという。
家宅捜索は捜査員約60人態勢で17時間以上にわたり、「原」の事務所でもある原容疑者の自宅や、徳島市南末広町2の「シャンロワール」などで実施。商品パンフレットや納品書などの押収資料を精査し、2人の営業実態を調べる。