徳島市で催されていた年越しのカウントダウンイベントが、2年ぶりに復活する。昨年は不況のために協賛金が集まらず中止を余儀なくされたが、実行委員会は「不景気なときこそ、元気が出るイベントが必要」と再開を決定。予算を抑えながらも工夫を凝らし、2010年が明るい年になるよう、街を活気づける。
復活イベントは「とくしま・カウントダウン2010inしんまち」と銘打ち、大みそかの午後10時半から東新町1・2丁目、籠屋町商店街、ろくえもん町内会で開く。アーケード内5カ所に大型スクリーンを設け、新年までの残り時間や事前に募集した恋人へのメッセージなどを表示する。
今回は経費を抑えるため、藍場浜公園から会場を移し、花火やバンド演奏などは取りやめた。代わりに▽参加者に発光ダイオード(LED)バッジを制作して身に着けてもらう▽「コルネの泉」にステージを設け、恋人にプロポーズする▽各商店の福袋を販売する-などを企画している。
カウントダウンイベントは、東新町などの商店街の若者らが実行委をつくり、21世紀の節目を迎える1999年大みそかに新町川ボードウオークで始めた。当初、人出は300人ほどだったが、人気が高まり、約1万人が集まるまでになったため、06、07両年は藍場浜公園で開いた。
実行委で中心的役割を担ってきた金森直人委員長(34)は「昨年は中止を知らない人が千人も集まったと聞いて申し訳なく思い、今年は絶対に開くと心に決めていた。イベントが少なくなる分、年越しの瞬間を純粋に味わってほしい」と話す。
公式ホームページ(HP)を開設し、恋人へのメッセージとプロポーズ参加者を募る。問い合わせは金森委員長<電090(3477)0886>。【写真説明】2007年の大みそか、約1万人が集まったカウントダウンイベント=徳島市藍場町1の藍場浜公園(金森さん提供)