職員給与下げ可決 11月県議会開会、議員の期末手当カットも 2009/11/24 15:34
徳島県議会11月定例会は24日午前、開会。2009年度一般会計補正予算案(84億7008万円)など30議案を上程し、飯泉嘉門知事が所信表明した。職員給与を引き下げる条例改正などの4議案を先議し、可決した。厳しい県財政を考慮して議員の期末手当をカットする条例改正も議員提案され、可決した。30日に再開し、代表・一般質問に入る。
職員給与削減は、県人事委員会勧告に基づき、月給平均0・19%、ボーナス0・35カ月分を引き下げる。職員給与については08年1月から実施中の給与カット(カット率10~7%)を10年度まで延長する特例条例改正案も上程された。
議員の期末手当カットは、12月分の支給割合を現行の1・7カ月から1・6カ月に、6月分を1・6カ月から1・45カ月に引き下げる。引き下げによる年間削減額は1210万円。
特別職の退職手当に関する条例改正案も出され、知事ら5人の退職金を任期満了で計2076万円減額する。
補正予算のうち、新型インフルエンザワクチン接種費用を補助するための予算5億400万円を可決した。生活保護世帯と市町村税非課税世帯には国が2分の1、県と市町村が4分の1ずつ負担して全額補助。1歳から小学3年までの小児と妊婦には1回目の接種費用(3600円)に対して市町村が補助する額の2分の1を県が負担する。県内の補助対象は、生活保護世帯と市町村税非課税世帯が約9万人、1歳から小学3年までが約6万人、妊婦が約6千人。
知事は所信表明で、不況による税収落ち込みに加え、政府の事業仕分けで地方交付税の見直しが求められており、ガソリン税などの暫定税率が廃止されれば地方税や地方譲与税の減額も想定されると指摘。国の10年度予算で公共事業費の大幅削減も予想されるため「県内公共事業が壊滅的影響を受け、福祉や医療などの義務的経費にも大きな影響があるのではないか」との懸念を示した。
これに先立ち、10日に死去した元議長の佐藤圭甫氏に対し、同じ名西選挙区選出の岩丸正史氏(明政会)が、教育問題や道路網整備に取り組んだ佐藤氏の業績をしのび追悼発言。12月27日に県議会葬を行うことを決めた。