上勝、「竹パウダー」製造販売 生ごみ堆肥化・土壌改良効果 2010/1/6 10:32
上勝町有機農業研究会が、生ごみの堆肥(たいひ)化や土壌改良を促進する「竹のパウダー」の製造販売を始めた。粉末は、乳酸菌や糖分を含んでいるため、有機物を分解する能力が高く、作物の成長にも効果があるという。放置された竹林整備の促進にもつながるとして、同会はPRや販売に力を入れることにしている。
「竹のパウダー」は、竹を1~2ミリの粉末にした後、約1カ月間、ビニール袋の中で乳酸発酵させて製作する。
粉末の効果は、研究会の藤田正会長(67)が昨年3月、アスパラガスの有機栽培で実験。粉末の有無で成長を比較したところ、粉末を苗の周囲にまいた方の株が一回り大きく、味も良かったという。
また、生ごみを堆肥化するコンポストの中に竹の粉末を入れると、有機物の分解が早く、消臭の効果もあったという。
町産業課によると、町内の山林約9380ヘクタールには竹林が点在。合計では1割弱の面積を占めるという。竹は横に長く根を延ばし、土壌の養分を多く吸収することから、他の作物の成長を阻害。管理の行き届かない竹林は問題となっている。研究会は、依頼のあった住民の竹林で伐採し、専用の機械で粉末にしている。
竹の粉末は、福原の産直市・いっきゅう茶屋と小松島市小松島町の「キョーエイ小松島店」で1袋3キロ千円で販売している。【写真説明】竹を粉末にする上勝町有機農業研究会のメンバー=同町傍示