浅川教授が邦人初の受賞 マレーシア天然物協会の国際賞 2010/1/7 14:49
徳島文理大学薬学部の浅川義範教授(薬化学)が、マレーシア天然物協会のジャックキャノン・ゴールドメダル賞を受けた。植物などから有用な物質を取り出し、薬などに応用する天然物研究分野の国際賞で、日本人では初めて。浅川教授は「大変光栄なこと。受賞を糧に薬化学の発展に力を尽くしたい」と話している。
浅川教授は30年以上コケ類の研究に取り組んでおり、コケの成分分析では世界的な権威。筋肉を弛緩(しかん)させたり、がんを抑制したりする化合物を発見したほか、植物の進化の解明に重要な手掛かりとなるコケ類と海藻をつなぐ化合物を見つけ、国内外から高い評価を受けている。
2007年にはアジアの研究者を中心に「アジア植物化学協会」(事務局・徳島市)を設立し初代会長に就任。各国の研究者との連携や開発が進む発展途上国での植物保護に努めている。
自らの研究室にも計40人以上の外国人研究者を迎えるなど、国内外を問わない地道な若手育成活動も受賞理由に挙げられた。
マレーシアのクアンタン市であった授賞式には各国から研究者ら280人が出席し浅川教授の受賞を祝った。
浅川教授は「アジア協会の代表としての受賞と受け止めている。後進の育成や植物保護など、協会会長としての責任も果たしていきたい」と抱負を語った。【写真説明】ジャックキャノン・ゴールドメダル賞を受けた浅川教授=徳島文理大学