本物そっくり 法隆寺の模型 つるぎ町の妻形さん 自宅に展示場 2010/2/2 15:25
有名寺院を再現する立体模型の制作に取り組んでいるつるぎ町貞光別所、無職妻形貞一さん(68)が、自宅倉庫に作品の展示場「木(ゆ)綿(う)麻(ま)貞工房」を作った。一般に無料開放し、歴史的建造物の風情を大勢の人に楽しんでもらう。
現在展示している模型は、世界遺産に指定されている法隆寺の五重塔と中門、金堂の3点(いずれも国宝)。すべて30分の1に縮小し、屋根の反りや欄干など細部まで精巧に再現している。
妻形さんは、長年営んでいた建設業で得た技術と持ち前の手先の器用さを生かし、2006年から趣味で模型制作を始めた。現地へ出向いたり資料で調べたりして設計図を書き、廃材を使って実物と同じ建築工法で模型を組み上げている。
制作過程は骨の折れる作業が多く、完成までに五重塔が約1年、ほかの2点はそれぞれ1年3カ月を費やした。これまでは自宅や知人の店に飾るだけだったが「せっかくの力作がもったいない」と約90平方メートルの倉庫を展示場に改装した。
妻形さんは「生きている間は作り続ける。多くの人に見て楽しんでもらえれば」と話している。
展示場には模型のほか、妻形さんが制作した陶器や油絵なども並べている。午後1時から5時まで。定休日は毎週日曜日。入場無料。問い合わせは<電090(7572)5211>。【写真説明】有名寺院を再現した立体模型の展示場を作った妻形さん=つるぎ町貞光別所の妻形さん方