要望対応難しく 2年目もツアー苦戦 東祖谷観光ボンネットバス 2010/2/8 10:37
四国交通(三好市井川町)が2008年から三好市の東祖谷地域で運行しているボンネットバス観光ツアーが苦戦している。2年目となる昨年の利用客数は708人で、1年目から49人増えたものの、目標を大きく下回った。
バスは阿波池田バスターミナルを出発点に、奥祖谷二重かずら橋や落合集落、かかしの里などを回る。昨年は4月から11月にかけて土、日、月曜日に計90便を運行した。利用客数は目標の1300人にはほど遠く、一便あたりの平均でも7・9人と、採算が取れる12、13人には届かなかった。
利用客にアンケート調査をしたところ、「秘境の情緒を楽しめた」と満足度の高い声がある一方で、「観光地での滞在時間が短い」「ソバ打ちなどの体験メニューを加えてほしい」という要望も出ている。しかし、現状でも所要時間が約8時間と長く、プログラムの追加は難しいという。
住友裕道常務は「このまま利用客数が伸びなければ廃止も検討せざるを得ない」と話している。
30年ほど前から運行している、大歩危峡での船下りや祖谷のかずら橋などを巡る西祖谷コースは3月から11月末までに計288便運行。利用客数は4955人で昨年並みとなり、採算ラインを維持している。【写真説明】三好市の東祖谷地域を巡るボンネットバス=同市井川町西井川の四国交通駐車場