中国人訪日の動向探る とくしま産業振興機構がセミナー 2010/7/29 14:58
訪日ビザの要件緩和で増大が予想される中国人観光客の市場動向などを学ぶ「中国人観光客受け入れセミナー」(とくしま産業振興機構主催)が28日、徳島市内の県教育会館であった。県内のホテルや旅行代理店などの60人が、中国人訪日の最新事情や誘致課題などについて耳を傾けた。
政府観光局海外プロモーション部の薬丸裕・中国チームリーダーが「訪日中国人観光客の動向と受け入れサービス向上のヒント」と題して講演。中国人の外国旅行が2009年は約4700万人と、マーケットが急拡大していることや、訪日観光客が100万人に達したことなどを説明した。
薬丸氏は、訪日の動機として温泉、ショッピング、食事を挙げ、特に美容と健康に注目が集まっていることを紹介。最近の傾向として、20~30代の女性が大幅に増えているとし、「若い女性にターゲットを絞った食事や買い物が楽しめるツアーの開発が大切」などと提案した。
また、徳島県が進める医療観光について「糖尿病に特化した素晴らしい試み。メニュー作りも行っていて、健康や美容にこだわる中国人向け」と評価。さらに、ビザ緩和で中間層の個人旅行が増えてくることを踏まえ「個人の趣味に合わせたショッピングのほか、旅行時期が分散され大型連休をさけたツアーの創出も重要になる」と話した。
【写真説明】中国人観光客の動向や現状を探る「中国人観光客受け入れセミナー」=徳島市内の県教育会館