徳島新聞Web

9月30日(金曜日)
2 2
29日(木)
30日(金)
徳島県内のニュース
徳島・三好市で「福祉タウン構想」 高齢移住者受け入れへ   2016/1/1 13:22
このエントリーをはてなブックマークに追加

徳島・三好市で「福祉タウン構想」 高齢移住者受け入れへ 三好市池田町箸蔵地区の社会福祉法人池田博愛会と住民有志が、人口減少対策として高齢移住者を受け入れ、住民と共生する「福祉タウン構想」を進めている。交流拠点となる施設の整備や空き家を活用した住宅の確保、就労支援に取り組む。3月中に構想をまとめ、国のCCRC(継続的なケア付き退職者コミュニティー)のモデル事業の指定を目指す。

 池田博愛会が中心となり、2015年7月に「箸蔵地区ふるさと創生準備室」を設立。都市部からの50歳以上の移住者の受け皿づくりなどについて、市職員を交えた勉強会を重ねている。

 これまでの話し合いでは、拠点施設「箸蔵 とことんの里」を新たに整備。施設には、竹細工作りや陶芸などの伝統文化体験コーナー、三好高校の生徒が栽培した野菜と養殖した淡水魚ホンモロコなどを売る産直市、健康管理室、カフェ、図書室、野外ステージを設け、高齢者や障害者らに働いてもらう。

 移住者には、改修済みの空き家や介護付きアパートを用意。障害者らの作業所、温泉宿泊施設も新設する。中山間地の休耕地では、ドクダミ、シイタケ、ホンシメジなどを栽培し、特産化を図る。

 準備室は15年10月に箸蔵地区全686戸を対象にまちづくりアンケートを実施し、7割の回答を得た。アンケート結果を参考に1月下旬から住民と会合を重ね、意見を福祉タウン構想に反映させる。

 箸蔵地区は1990年、自治体を模して住民主体で運営する「箸蔵福祉村」を設立。全戸が加入し、障害者施設との交流や奉仕活動を続けるなど、県内屈指の福祉先進地として知られる。2013年からは「ほっとかない事業」と銘打ち、1人暮らしの高齢者の安否確認や山間部の高齢者への宅配サービスも行っている。

 地区内には福祉関連の事業所が16カ所あり、三好高や箸蔵小学校、池田支援学校、箸蔵駅、箸蔵寺なども国道沿いに点在。CCRC事業を進める上で、恵まれた環境にある。

 池田博愛会の中村忠久理事長(74)は「安心とやすらぎのある環境づくりが目標。市全体が活気づくような取り組みにしたい」と話している。

 CCRC 都市部から地方に移住した高齢者が、仕事や趣味に充実した生活を送るとともに、医療や介護が必要な時は継続したケアを受けられる地域。都市部での高齢者問題と、地方の人口減少対策への効果が期待されている。政府が地方創生の主要政策に掲げ、県も推進の姿勢を打ち出している。




 9月29日 
 9月28日 
 9月27日 
 9月26日 
 9月25日 
 9月24日 
 9月23日 
 9月22日 
メニュー
 徳島ヴォルティス        高校野球
 社説        鳴潮           号外       地震
 ニュースリリース           不審者
 人事       訃報