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高浜再稼働、避難所運営手つかず 受け入れ先・徳島県内3市町   2016/1/30 13:35
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高浜再稼働、避難所運営手つかず 受け入れ先・徳島県内3市町 関西電力高浜原発3号機(福井県高浜町)が再稼働した29日、事故発生時の避難者の受け入れ先となっている鳴門市と松茂、北島両町の担当者らは不安な表情を見せた。3市町では最大1万7千人の受け入れを想定し、体育館など計62カ所を避難所とする方針だ。しかし、避難所運営に関わる人員の確保やマニュアル作成は手つかずのまま。放射性物質の検査や除染を行う場所も決まっておらず、課題が山積している。

 徳島県が参加する関西広域連合の広域避難ガイドラインでは、福井県内の原子力施設15基の30キロ圏内にある福井、滋賀、京都の住民のうち、地元での避難が困難な25万3千人を徳島、兵庫、大阪の3府県で受け入れると定めている。

 3市町で受け入れるのは京都府舞鶴市の住民。最大受け入れ人数と避難所数は、鳴門市が8559人・32カ所、松茂町が3869人・10カ所、北島町が4566人・20カ所となっている。

 最長2カ月とされている避難期間に職員やボランティアをどう確保し、食料などの物資をどのように調達するかといった課題がある。鳴門市危機管理課の担当者は「まだ何も決まっておらず不安だ」と話し、今後、県や舞鶴市と協力しながらマニュアル作りを検討するという。

 松茂、北島両町は食料や飲料水の備蓄は十分あるとしている。一方、受け入れの具体的な手順などは未定で、「訓練をして課題を洗い出したい」(松茂町)、「避難所運営マニュアルを作るなど事前対策が必要」(北島町)としている。

 県危機管理政策課によると、舞鶴市からは寝たきりの人など要援護者は避難させないと連絡があったものの、国や京都府、同市との広域避難に関する具体的な協議は始まっていない。避難所運営の人員確保が大きな課題になるとみており、同課は「県や他の市町村の職員も含む全県を挙げた対応になるだろう」と話している。

 避難者は地元で放射性物質の検査や除染を済ませてからバスで徳島に向かう。到着後に行う再検査の実施態勢も重要となり、検査業務を担う県診療放射線技師会の藤原良介会長は「検査や除染をする場所をあらかじめ決めておく必要がある」と指摘する。
【写真説明】避難所となる鳴門市立図書館の備蓄倉庫。物資調達も課題となっている=同市撫養町大桑島





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