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逆打ち遍路に脚光 ツァーの予約好調   2016/1/31 14:09
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逆打ち遍路に脚光 ツァーの予約好調 うるう年の2016年、四国霊場八十八カ所を逆回りに巡礼する「逆打ち」が注目されている。「順打ち」より御利益が大きいといわれる逆打ちはうるう年に行われるが、由来の物語は「うるう年で申(さる)年」の出来事とされることから、申年の今年は巡礼ツアーの予約が好調だ。14年は開創1200年、15年は日本遺産認定と四国遍路の認知度が高まっており、関係者は12年に1度の御利益に期待している。

 四国八十八ヶ所霊場会(香川県善通寺市)は「あくまで俗説だが」と前置きした上で、逆打ちは、弘法大師に無礼を働いた伊予の豪商・衛門三郎の物語に由来すると説明する。

 衛門三郎は大師に許しを請うため遍路に出たが、20回以上巡礼しても追い付けず、うるう年の申年に逆回りを試したところ出会えたという。「逆打ちは道に迷うなど苦労が多いため、3倍の御利益があるとされる」

 関西圏の旅行会社には「12年に1度の好機」をうたい文句にしてツアーを打ち出しているところも。県内では、徳島市のエアトラベル徳島が「衛門三郎物語」と題した逆打ちのバスツアーを1月31日から順次、通年で行う。

 初めて逆打ちに挑戦する鳴門市鳴門町土佐泊浦の無職友行由子さん(80)は「順打ちとは違う新たな発見があるかもしれない。区切り打ちでゆっくり回れば、順打ちとは違う時季の札所になるので、四季の変化が楽しめそう」と話す。

 お遍路さんが利用する宿泊施設も、逆打ち効果に期待する。勝浦町坂本の農村体験宿泊施設「ふれあいの里さかもと」は年間宿泊者約3千人のうち半数以上がお遍路さん。スタッフの中川進夫(のぶお)さん(74)は「外国人のお遍路さんも増えた。世界へ魅力が広まる機会になれば」と言う。

 遍路道の世界遺産登録に向け、啓発活動に取り組む市民団体も積極的に動く。NPO法人・徳島共生塾一歩会は巡礼体験ウオーキングや遍路道の整備活動などを計画。新開善二理事長(79)は「四国4県は16年度の世界遺産暫定リスト入りを目指しており、勝負の年になる」と力を込めた。
【写真説明】人気の四国遍路。うるう年は逆回りに巡礼する「逆打ち」が注目されている=板野町羅漢の5番札所・地蔵寺





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