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姿消す、徳島県内の書店 取次会社廃業で入荷困難   2016/2/28 14:14
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姿消す、徳島県内の書店 取次会社廃業で入荷困難 徳島県内の少なくとも5書店が2月末までに相次いで閉店や休業などで書籍の販売をやめることが27日、徳島新聞の調べで分かった。いずれも中堅の出版取次会社「太洋社」(東京)の契約店で、同社が自主廃業の準備を進めている影響で、書籍の入荷が難しくなったことが主な理由という。老舗・小山助学館の1店も含まれている。全国でも影響が広がっており、インターネットの普及などによる出版不況の深刻化を印象づけている。

 29日で書籍販売をやめるのは4店。小山助学館鳴門店(鳴門市撫養町小桑島)は休業し、徳島市と牟岐町の個人書店各1店は閉店、阿波市の個人書店1店は文具などの販売に特化する。吉野川市の個人書店1店は25日に閉店した。

 太洋社は今月上旬、出版不況などの影響で自主廃業する方針を示した。県内では数店が別の取次会社と契約したものの、5書店は契約時に必要となる多額の保証金や経営者の高齢化、元来の販売不振などによって、撤退を余儀なくされた。

 小山助学館の鳴門店では「誠に申し訳ございませんが3月1日より休業させて頂きます」という紙が掲示されている。2月18日から6割ほどの書籍が入荷されない状態になったといい、同社幹部は「地域で長年愛されていただけに残念」と話す。県内の他の3店は営業を続ける。

 徳島市名東町2の橋本書店は8日以降、入荷数が2割ほど減少した。経営者の橋本卓子さん(62)は別の書店で買った本を売るなどの努力をしたが、体力的な限界もあり29日での閉店を決断。「お客さんと顔を合わせられなくなるのが悲しい」と肩を落とす。

 県書店商業組合(徳島市)によると、一般的に書店はそれぞれ1社の取次会社と契約する。取次会社の廃業で県内の書店が閉店などに追い込まれたのは1989年の組合設立以来、初めてという。

 東京商工リサーチによると、首都圏で9店舗を運営する書店チェーンが自己破産を申請。関東や九州などで書店が閉店を決め、今後増える可能性があるとしている。
【写真説明】29日の閉店を前に本棚の整理をする橋本さん=徳島市名東町2の橋本書店





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