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ATS作動も停車間に合わない構造 徳島県内11駅年内の改修困難   2016/2/29 09:43
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ATS作動も停車間に合わない構造 徳島県内11駅年内の改修困難 2015年12月31日に脱線事故があったJR高徳線オレンジタウン駅(香川県さぬき市)と同じ構造で、同様の事故の恐れがある駅は徳島県内に11駅あることがJR四国への取材で分かった。同社は11駅を含む64駅で改修などの再発防止策を取ると四国運輸局に報告したが、費用面などから完了のめどは立っていない。同社は「年内の完了は困難」としており、再発の懸念は脱線から1年以上続きそうだ。

 同社によると、県内の11駅は、阿波大宮、板野、板東、池谷、吉成(以上高徳線)、府中(こう)、石井(以上徳島線)、箸蔵、佃、阿波池田、三縄(以上土讃線)。

 オレンジタウン駅の事故では、運転士が赤信号を見落として発進させたため、列車は本線から分岐した安全側線に進んだ。自動列車停止装置(ATS)が作動してブレーキが掛かったものの、既に一定の速度が出ていたため側線の終端までに止まれず、車両止めの砂利に乗り上げた。

 同社は、列車の停止位置(発車地点)からATSの列車感知器までの距離が長いため、ATSが作動しながら止まれなかったと分析。各駅の列車の停止位置を既設の感知器の近くに設定することで、速度が上がる前にATSを作動させることにした。停止位置を変えると乗降客が長距離を歩かなければならなくなる場合は、感知器の増設で対応する。

 オレンジタウン駅は感知器を増設することとし、増設までの間は暫定的に停止位置を既設の感知器に近づける措置を取った。他の63駅は2月2日までに現地調査を終え、現在は改修計画を策定中だ。

 しかし、停止位置の変更には大型ミラーを移設するなどの施設改修が必要となる。他に優先して進めなければならない安全対策もあり、全駅で再発防止策が終わる時期は見通せていない。

 同社安全推進室の竹内泰則副室長は「安全側線があることで正面衝突は避けられる構造になっている」とした上で「簡単には前に進まないが、できる限り早く改修を終えたい」と理解を求めている。

 四国運輸局は「再発防止策の報告に基づき、対策を進める努力をしてほしい」としている。
【写真説明】オレンジタウン駅と同じ構造の安全側線(左)がある府中駅=徳島市国府町





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