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介護作文コンテスト 渡辺さん(徳島市)全国最優秀   2017/2/10 14:02
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介護作文コンテスト 渡辺さん(徳島市)全国最優秀 「第9回介護作文・フォトコンテスト」(全国老人福祉施設協議会主催)の作文・エッセー部門で、徳島市南佐古六番町の主婦渡辺惠子さん(57)の作品が最優秀賞を受賞した。脳出血で後遺症が残った父のリハビリに尽くす母の奮闘ぶりをつづった。

 渡辺さんは「母はスパルタ介護人」と題し、ゴルフ中に倒れて右半身と言語機能に障害が残った父と、その介護に取り組む母の姿を描写した。しゃべりたがらない父に根気強く絵本を音読させたり、挑発するような質問を投げ掛けて言葉を引き出したりする様子から、夫婦の心の通い合いが伝わってくる。

 父は脳出血から7年後の2001年に死去。母の介護を受けながら最期まで自然体で過ごしたという。渡辺さんは「介護は苦労ばかりではないことを父母から教えてもらった。最優秀賞は父母に贈られたものと思っている」と話した。

 コンテストは介護への関心を高めてもらおうと08年から実施。今回は作文・エッセー部門に1054件の応募があった。

 県内からはこのほか、鳴門教育大大学院2年土井美幸さん(24)が学生部門の奨励賞を受賞した。

 受賞作は協議会ホームページに掲載されている。

    ◇

 母はスパルタ介護人(一部抜粋)

 (前略)
 病室で母は父の横でずっと話しかけ、質問の答えが返ってくるまで容赦しなかった。
 「世界で一番美しいのはだ~れ?もちろん私でしょ?『とし子』って言ってごらん?」
 父は怒った顔をして、そっぽを向いた。
 「ちゃんと『とし子』って、口で言って!」
 すると父は、はっきりと答えた。
 「そ・れ・は・ち・が・う」
 その時、その場にいたドクターや介護士さんたちから一斉に拍手と笑いと歓声が上がった。
 (後略)
【写真説明】渡辺惠子さん





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