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17番札所・井戸寺の掛け軸が県有形文化財に指定   2017/2/11 14:13
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17番札所・井戸寺の掛け軸が県有形文化財に指定 徳島県教委は10日、徳島市国府町の四国霊場17番札所・井戸寺が所蔵する掛け軸「真言宗小野流相承祖師像(そうしょうそしぞう)」を県有形文化財に、吉野川市川島町の古代寺院跡「川島廃寺跡」を県史跡に指定することを決めた。

 真言宗小野流相承祖師像は縦123センチ、横78・1センチ。京都府の醍醐寺(だいごじ)の歴代トップである座主14人と、真言宗の伝来に関わった龍猛菩薩(りゅうみょうぼさつ)や弘法大師ら11人を描き、醍醐寺三宝院(さんぽういん)を中心とする真言宗小野流の系譜を視覚的に表している。

 作者は不明。描かれた中で最も新しい座主の没年(1231年)から南北朝時代の14世紀中ごろまでの作と考えられ、箱書きから明治時代に井戸寺へ寄贈されたとみられる。

 こうした絵系図は浄土真宗や禅宗で見られるが、真言宗では珍しい点や、保存状態の良さが評価された。

 川島廃寺跡は阿波川島駅の北西に位置し、全体の規模は分かっていないが、発掘調査を終えた約800平方メートルが指定される。

 金堂の土台部分で、盛り土の周囲に板石を配した基壇(東西11メートル以上、南北9・5メートル以上)や瓦のほか、県内で初めて仏像の頭髪に使う土製の螺髪(らほつ)51点が出土した。瓦や土器の特徴から、寺院は7世紀後半~8世紀前半に創建され、10世紀ごろまで存続していたとみられる。

 江戸時代の文献や伝承を基に「大日寺跡」と呼ばれてきたが、名称は特定できなかった。徳島の歴史や古代寺院の構造を知る上で学術的価値が高いとされた。

 県指定の文化財は計337件で、このうち絵画は30件。史跡は29件となる。
【写真説明】[上]県有形文化財に指定される「真言宗小野流相承祖師像」(県教委提供)[下]県史跡に指定される「川島廃寺跡」=吉野川市川島町(市教委提供)





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