徳島新聞Web

7月24日(月曜日)
2 2
24日(月)
25日(火)
徳島県内のニュース
徳島大が3Dプリンターで木偶 都内のシンポで披露へ   2017/2/17 10:28
このエントリーをはてなブックマークに追加

徳島大が3Dプリンターで木偶 都内のシンポで披露へ 阿波人形浄瑠璃の木偶の構造をデジタルデータで保存する取り組みを進めている徳島大大学院理工学研究部の浮田浩行講師(画像処理・計測)のグループが、最先端の3Dプリンターを用いてプラスチック製の女形の木偶1体を制作した。頭(かしら)の仕上げはプロのメーキャップアーティストが担い、本物と見まがうほどの出来栄えになった。同大が18日に東京で開くシンポジウムで披露する。

 浮田さんのグループは、三好市出身の人形遣い勘緑さんらが所有している木偶を頭、胴、手の部分ごとに採寸。コンピューター設計支援ツールCAD(キャド)や3Dプリンターを使って複製した。衣装は布製で、「段(だんか)の子」と呼ばれる着物の柄を特殊な機器でスキャンして作った。

 頭作りの最終工程は「資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト」の計良(けら)宏文さんが手掛け、表情を描いた後、かつらを整えた。

 木偶の内部の構造についてはまだデータ収集が進んでいないため、女性の表情が一瞬で夜叉(やしゃ)などに変わるからくりの再現は今回は見送った。

 徳島大は2015年から最先端技術と伝統文化を結び付けた「阿波人形浄瑠璃共創プロジェクト」を始め、人形浄瑠璃の活性化に取り組んでいる。浮田さんは「先端技術を使って比較的安価に木偶を制作することで、子どもらが気軽に浄瑠璃を体験できるようになる」と話している。

 木偶は18日午後1時半から東京・六本木のアークヒルズサウスタワーで催すシンポジウムで披露する。勘緑さんが率いる木偶(もくぐう)舎の演目「八百屋お七」で、主人公お七として登場する。シンポジウムの模様を収録し、22日午後1時半から徳島大常三島キャンパスで上映する。

 いずれも入場無料だが申し込みが必要。問い合わせは徳島大地域創生センター<電088(656)7651>。
【写真説明】計良宏文さんが化粧を施す木偶(資生堂提供)





 7月24日 
 7月23日 
 7月22日 
 7月21日 
 7月20日 
 7月19日 
 7月18日 
 7月17日 
メニュー
 徳島ヴォルティス        高校野球
 社説        鳴潮           号外       地震
 ニュースリリース           不審者
 人事       訃報