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明治から昭和のチラシ112枚発見 北島町   2017/3/7 14:04
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明治から昭和のチラシ112枚発見 北島町 北島町中村の郷土史家三木安平さん(91)が2012年に町に寄贈した古文書資料などの中に、明治-昭和初期に県内の商店が配った絵入りチラシ「引き札」が112枚も含まれていたことが、町立図書館と四国大の学生らによる分類調査で分かった。北島町の商店が発行した9枚については、図書館2階の文化財展示室に展示されている。

 引き札は、商店が得意先へのあいさつや宣伝のために配った印刷物。県内産業史に詳しい徳島市地場産業振興協会の上杉和夫理事長によると、県内で配られた引き札が大量に確認されるのは珍しい。

 地域別では北島町のほか、徳島市で営業していた商店が77枚、鳴門市22枚、その他分類不能が4枚。いずれも明治20年代から昭和初期のものとみられる。江戸時代の面影を残す浮世絵風のデザインから、飛行機などを描いたモダンなものまであり、日本が近代国家へ発展する歩みを見て取ることができる。

 北島町の引き札では、酒販売などの「福原商店」(中村)は、浮世絵風の男女を色鮮やかにデザイン。油揚げやこんにゃく卸売りの「山田商店」(同)の引き札は、大空を舞う飛行機を背景に、洋服を着て車に乗った子どもらが描かれている。

 分類調査は四国大の学生プロジェクト支援事業の一環として、文学部日本文学科の学生9人が、図書館の原多賀子学芸員(47)と共同で実施した。指導に当たった須藤茂樹准教授(53)は「店の所在地から、当時のにぎわいの中心地も分かる貴重な歴史資料だ。確認された引き札を分類し、紹介する冊子にまとめたい」と話す。

 三木さんは県内有数の古文書、書画類の収集研究家として知られ、自宅敷地内で「三木ガーデン歴史資料館」を運営してきた。高齢化のため12年に膨大な資料を町に寄贈。町は分類を進めるとともに、図書館で展示、紹介に努めている。

 北島町の商店の引き札を見学する際は、図書館1階カウンターに申し出る。
【写真説明】北島町立図書館と四国大生による分類調査で確認された引き札=同館





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