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県西の傾斜地農法選定 世界農業遺産の国内候補地に   2017/3/14 14:07
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県西の傾斜地農法選定 世界農業遺産の国内候補地に 農林水産省は14日、国連食糧農業機関(FAO)の「世界農業遺産」の国内候補地に、徳島県西部2市2町の急傾斜地農法「にし阿波の傾斜地農耕システム」など3地域を選んだ。同省は2017年度中にFAOに申請する。世界農業遺産の国内候補地に、中四国から選ばれたのは初めて。3地域は、国内版として16年度に創設された「日本農業遺産」にも認定された。

 にし阿波の傾斜地農耕システムは、斜度40度にも及ぶ急斜面を棚田や段々畑のように水平に利用するのではなく、斜面のまま作物を育てる農法。土壌の流出を防ぐため、カヤ(ススキ)を畑に敷き詰めるなどの工夫を施したり、流れ出た土をかき上げる「サラエ」といった独特の農具を使ったりしている。

 刈り取ったカヤを三角すいに束ねて肥料や飼料を保存する「コエグロ」は、地域の冬の風物詩にもなっている。

 世界農業遺産の国内候補地と日本農業遺産の認定に向けては、徳島など15県19地域から応募があり、専門家会議が審査。国内候補地の3地域は、生物多様性保全や農村文化継承などの観点から世界的にも重要な地域と判断された。にし阿波の傾斜地農耕システムは、中山間地の厳しい立地条件にもかかわらず、工夫して独自の農法を確立している点が評価された。

 徳島県西部2市2町は、14年から世界農業遺産の認定に向けた活動を開始。同年7月に初めて国内候補地を目指して農水省に申請したが、落選した。今回が2回目の挑戦だった。

 世界農業遺産は、16カ国の37地域で認定され、このうち日本には新潟県佐渡市や熊本県阿蘇地域など8カ所がある。日本農業遺産には、3地域を含め7県8地域が初めて認定された。
【写真説明】急傾斜地で独特の農具を使って土上げを行う農業者。奥にあるのが肥料を保存する「コエグロ」=つるぎ町一宇剪宇





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