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阿南のソフトボール場荒廃 市教委、費用理由に放置   2017/5/14 09:46
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阿南のソフトボール場荒廃 市教委、費用理由に放置 阿南市住吉町の那賀川河川敷にあるソフトボール場が、台風被害で荒れたまま2年以上放置されている。管理する市教委は多額の費用などを理由に復旧作業を行わない方針だが、所有者で、市に占用許可を出している国は早期復旧を求めている。「野球のまち」としてスポーツ振興による町おこしを進める市のちぐはぐな対応に、首をかしげる市民もいる。

 ソフトボール場は、那賀川河口近くの河川敷に4面(約4万6千平方メートル)あり、市が国から約40年前に占用許可を得て整備。市体育祭や小中学校の保護者による球技大会のほか、市民の野球などの練習場所として利用されてきた。

 市教委などによると、2014年8月、那賀川水系の氾濫で市内に甚大な浸水被害をもたらした台風11号の影響でソフトボール場も大打撃を受けた。広範囲にわたって水流で削られた跡が残り、降雨のたびに大きな水たまりが何カ所もできる。市教委は数回、草刈りを行ったとしているが、高さ1メートル以上の草が生い茂り、投棄されたごみもある。

 市教委はこれまでソフトボール場が台風などで浸水するたびに整地作業を繰り返してきた。増水した13年も約100万円をかけて復旧させた。しかし、14年は前年を大幅に上回る経費が必要となることに加え、15年に県のソフトボール場(同市橘町小勝)が完成したことなどを理由に復旧を行っていない。

 国土交通省那賀川河川事務所は市に対し、占用区域を常に良好な状態に保持することを条件に許可を出しており、現状について「条件に合わず、問題がある」と指摘。年度内にも今後の対応について協議する方針だ。

 近くを毎日散歩で訪れる萩野憲作さん(77)=同市住吉町中筋=は「スポーツ振興に力を入れる市の対応としては、あまりにひどい」とあきれ顔だ。

 市教委は14年の被害以降、河川敷の利用を休止し、業務委託を受けて市教委が運営している県のソフトボール場を代替施設として案内している。ただ、市中心部から遠くなり、不便を感じる利用者は少なくない。

 市ソフトボール協会の荒谷みどり会長は「市民の活動拠点をどれだけ整えられるかが市のスポーツ振興には重要。市民がスポーツに親しめる場所に戻せないものだろうか」と訴えている。
【写真説明】台風被害後も整地されずに放置されているソフトボール場。増水で地表が削られ、くぼ地には水がたまっている=阿南市の那賀川河川敷





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