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津波時、阿南の避難所へ 美波・由岐湾内地区の住民   2017/5/15 09:54
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津波時、阿南の避難所へ 美波・由岐湾内地区の住民 南海トラフ巨大地震に備え、津波被害が想定される美波町の住民を阿南市内の市指定避難所で受け入れることで、両市町が合意した。近く協定を結ぶ方針。対象となる住民同士が防災訓練などを通して連携を強め、要望を受けた行政が応えた形だ。自治体の枠を超えて具体的に避難所の受け入れ態勢を整備するのは、県内で初めて。

 避難所は、阿南市最南部の福井町小野(このう)地区にある福井南小学校(休校中)の体育館。美波町北部の由岐湾に面する由岐湾内地区の住民を受け入れる。

 湾内地区は、西の地、東由岐、西由岐、港町の4地区の通称。約1300人が住み、沿岸部に密集している。県と町の想定では、南海トラフ巨大地震発生時に最大12・3メートルの津波が押し寄せ、99%の建物が浸水するとされる。津波発生後に滞在できる避難所はなく、対応が課題になっていた。

 住民は、山間地にある約5キロ離れた小野地区に注目。日和佐道路と県道でつながっており、避難所の共同利用を見据えて関係強化を図ってきた。2016年12月には、福井町の自主防災連合会の訓練に参加し、17年3月には福井町の清掃活動に加わった。

 住民間の機運が高まる中、湾内の活動をまとめる「西の地防災きずな会」の酒井勝利会長(73)らが、自治体レベルによる態勢整備を影治信良町長に要望。4月上旬に影治町長と阿南市の岩浅嘉仁市長が協定を結ぶことで合意した。

 小野地区の住民は約200人で、福井南小の収容人員は162人。小野地区は津波被害が少ないとみられ、協定は地区住民の避難を優先した上で、湾内の住民を受け入れる内容になる模様だ。

 ただ、収容人員に限りがあるため、湾内地区では引き続き、避難時の対応を検討する。

 両地区は、4月29日にも合同訓練を開き、福井南小に避難する手順を確認したり「SOS」を発信する人文字を作ったりした。酒井会長は「今後も訓練を定期的に開き、連携を密にしたい」と話す。小野地区自主防災会の中川信行会長(68)は「もしもの時の支援がスムーズになるように、できる限りの協力をしたい」と話している。
【写真説明】合同の防災訓練でSOSを発信する人文字を作る小野、湾内両地区の住民=阿南市福井町日の地の福井南小





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