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浄瑠璃人形3体が佐賀へ 徳島・阿波木偶人形師が制作   2017/9/21 14:07
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浄瑠璃人形3体が佐賀へ 徳島・阿波木偶人形師が制作 阿波木偶人形師で「2代目人形健」こと多田弘信さん(56)=徳島市川内町宮島本浦=が「唐津人形浄瑠璃保存会」(佐賀県唐津市)の依頼で、新たに人形3体を制作した。目の見えない三味線弾きの夫と、目の回復を祈ってけなげに支える妻の夫婦愛を描く「壺坂(つぼさか)霊験記(れいげんき)」に登場する沢市、お里と観音様で、10月15日の唐津市民文化祭で披露される。

 唐津では江戸時代から人形浄瑠璃が盛んに上演されていた。2011年に保存会が結成されて以降、レパートリーの「傾城阿波の鳴門」「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」で使う人形5体は全て、多田さんが手掛けている。今回、上演演目を増やそうと保存会の竹本鳴子(なるこ)会長(68)が多田さんに制作を依頼した。

 沢市、お里の夫婦、視力回復の願いをかなえる観音様の3体のうち、特に苦労したのが観音様だ。「仏像のような表情を作るのが難しく、イメージも湧きにくかった。四国にある観音霊場を10カ所以上回り、写真を撮るなどして研究した」と振り返る。

 また、多田さんの娘婿の悠気さん(32)も手伝い、沢市とお里の手を作った。

 人形は8月に完成し保存会に送った。竹本会長らは10月のお披露目公演に向け、新しく加わった人形で稽古に励んでいるという。

 竹本会長は「多田さんが長年培った技術で熱心に作ってくれた。特に観音様は素晴らしい出来で、末永く継承したい。お客さんに喜んでもらえるのが楽しみ」と話している。

 多田さんはこれまで大阪・道頓堀の狸(たぬき)の木偶や、周南市安田の糸あやつり人形芝居保存会(山口県)の人形などを手掛けており、14年度県卓越技能者(阿波の名工)に選ばれている。
【写真説明】唐津人形浄瑠璃の新作人形を制作した多田さん(左)と娘婿の悠気さん=徳島市川内町宮島本浦の工房





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