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外来種「クビアカツヤカミキリ」の撲滅目指し本格始動   2017/9/26 09:48
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外来種「クビアカツヤカミキリ」の撲滅目指し本格始動 徳島県立農林水産総合技術支援センター(石井町)が、モモやサクラの木を食べて枯らす外来病害虫クビアカツヤカミキリ(学名アロミア・ブンギ)の撲滅を目指すプロジェクトを本格始動させている。インターネットを介したクラウドファンディング(CF)で募った資金を使い、今夏、被害が多い板野町で成虫約1500匹を駆除したほか、来季は成虫をおびき寄せる捕獲わなを同町のモモ園に仕掛ける計画だ。

 CFによる資金集めは5月1日から2カ月間、300万円を最低目標に募り、248人から555万7600円が集まった。

 この活動資金を使って、徳島大生物資源産業学部や県立農業大学校、板野高校の学生・生徒ら計100人のボランティア隊を結成。ボランティア隊が捕獲した成虫をセンターが資金で買い取る形を取り、7~8月に板野町のモモ園47カ所で計1450匹の成虫を捕獲した。捕獲した成虫は市販の殺虫剤の効き目を調べるのに使った。

 資金は成虫の捕獲わな設置にも活用する。センターによると、米国の研究グループが昨年、クビアカツヤカミキリの成虫をおびき寄せる人工フェロモンの開発に成功しており、これを農研機構(茨城県つくば市)などと共同で大量生産し、捕獲わなを作る。来夏の成虫出現期には板野町のモモ園にわなを100~150基仕掛ける。

 クビアカツヤカミキリは中国や朝鮮半島が原産で、成虫の色は黒く胸が赤いのが特徴。モモやサクラの木肌に卵を産み付け、幼虫が生木を食べるため、プロジェクトでは成虫の駆除だけでなく、幼虫に効く殺虫剤の選定も進めている。

 県内では2015年7月に板野町で初めて見つかり、17年7月には板野町のモモ農家20戸が保有するモモ農園50カ所のうち35カ所で被害が確認された。関東地方などでも被害が拡大している。

 プロジェクトを担当している渡邉崇人主任研究員は「今後は被害の出ている他県の自治体と連携して改めて資金を集め、広域で撲滅活動を展開できれば」と話している。
【写真説明】ボランティア隊が板野町で捕獲したクビアカツヤカミキリ=石井町の県立農林水産総合技術支援センター(センター提供)



外来カミキリムシの被害拡大 徳島・板野のモモ農園



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