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南海地震碑の紹介動画制作 徳島県教委   2017/10/14 09:59
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南海地震碑の紹介動画制作 徳島県教委 徳島県教委は、過去に県内で起きた南海地震の被害や教訓を刻んだ地震津波碑を紹介する動画を制作する。風雨で劣化が進む碑の現状を高精細な4K映像で記録し、啓発や教育に活用するのが狙い。県民が親しみやすいよう、徳島の文化の魅力を発信する県の「あわっ子文化大使」を務める中学生が案内役で出演する。

 県内には室町期から2004年までに建てられた地震津波碑が39基ある。このうち19基については、文化審議会が6月、地震津波関連では全国で初めての国登録記念物とするよう答申するなど、防災、文化両面で価値が高い。

 碑文には南海地震に伴う津波や火災の被害状況のほか、地震の周期性や避難の大切さが刻まれている。ただ、多くが漢文で記されているため読みづらく、風雨による侵食が進んでいるものもある。啓発への活用法や保存法が課題だった。

 制作する動画は15分程度。正平(しょうへい)(1361年)から昭和(1946年)まで5回の南海地震について記録した阿南、美波、海陽3市町にある地震津波碑9基を取り上げ、碑文の内容や被害の概要を紹介する。

 9月23日に海陽町で初めての撮影が行われた。あわっ子文化大使4人が、慶長(1605年)と宝永(1707年)の南海地震の被害を記録した大岩慶長・宝永地震津波碑など町内の7基を巡り、碑文に刻まれた津波の高さや犠牲者数を読み上げる様子が映像に収められた。

 11月までに撮影と編集を終え、12月に開く地震津波碑の国記念物登録を祝うシンポジウムで披露する。県教委は来年度以降、学校などで県民の啓発や防災教育に活用する方針だ。

 文化大使は7、8月に海陽町を訪れ、昭和南海地震の津波を体験した住民から話を聞くなど防災学習も重ねており、シンポジウムではこうした内容について意見発表を行う。

 撮影に参加した上板中2年山口向日葵(ひまわり)さん(14)は「昔の人が残してくれた地震津波碑の教訓を多くの県民に知ってもらい、今後の南海トラフ巨大地震対策につなげたい」と話した。
【写真説明】大岩慶長・宝永地震津波碑を紹介する動画の撮影に臨むあわっ子文化大使=海陽町鞆浦





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