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高校野球
第62回四国高校野球秋季大会、県勢振るわず   2009/11/3 11:49
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第62回四国高校野球秋季大会、県勢振るわず 高校野球の秋季四国大会は1日、今治西の優勝で幕を閉じた。徳島県勢は1位校の小松島がコールド負けを喫し、2位校の鳴門とともに初戦敗退。初出場した川島が県勢としては1年半ぶりに四国大会で1勝したのが光ったが、いずれも4強に残れなかった。2年連続で春の選抜大会出場を逃す可能性が高い。大会を振り返るとともに、低迷が続く県勢の課題を探った。(土井良典)

 ◎レベルアップへ取り組み急務

 夏に比べチームの完成度が低い秋はミスで失点した方が負けるとされる。県勢の敗因がそうだった。小松島と鳴門は内野の失策から先取点や決勝点を奪われた。川島は東谷投手を中心に取れるアウトを確実に取る野球で初戦突破。準々決勝はそれができず序盤のリードを守れなかった。

 今大会は直球が140キロに届く投手が不在で本塁打も0。各校の力は接近していただけに、細かい面で差が出た。ち密な野球に磨きをかける必要がありそうだ。

 上位に勝ち上がれないのは今大会に限ったことではない。過去2年間、四国や全国の大会に出場した県代表は計16戦し、3勝どまり。低迷の背景には技術的な課題だけでなく構造的な問題も見え隠れする。

 例えば、教育熱の高まりとスポーツの多様化による野球人口の減少。川島では現在18人の部員うち1年生は6人。中高一貫校のため学業優先の生徒が増え、運動部入部を希望する生徒は50人に満たず、ほかの部と小さなパイを奪い合う状況にある。別の高校では7時限目の授業が増え、練習時間の確保に苦慮する。

 入試制度の影響もあり有望選手が各校に分散。有力選手が県外に流出しているケースもある。

 野球人口が減少し、県全体のレベルアップが求められる中、県高野連は最も重要な選手育成に動き始めた。指定校となっている鳴門工は、指導者が中学生を指導するジュニア育成制度「ゾーンサポート制度」を今年からスタート。県内の有力選手を選抜し指導する研修会も予定されている。

 高校野球は高校スポーツの枠を超え、県民に感動を与えてきた。「野球王国」復活の新たな戦略づくりへ野球界と行政、地域が一体となって活発に議論してほしい。
【写真説明】四国大会初出場で初戦を突破し、笑顔でベンチへ引き上げる川島ナイン=松山坊っちゃんスタジアム

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