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高校野球
鳴門、4強逃す 明治神宮野球大会   2011/11/25 10:43
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鳴門、4強逃す 明治神宮野球大会 明治神宮野球大会第2日は24日、神宮球場で準々決勝が行われた。高校の部で四国代表として出場した徳島県の鳴門は、タイブレークの延長十一回、3-5で北照(北海道)に敗れ、4強入りを逃した。北照と今夏の全国選手権大会準優勝の光星学院(東北)、大学の部では明大(東京六大学)が準決勝に進んだ。

 光星学院はタイブレークの延長十回に北条が逆転サヨナラ満塁本塁打を放ち、初出場の神村学園(九州)に11-8で勝った。単独最多5度目の制覇を狙う明大は初出場の福山大(中国・四国)に19-0で七回コールドゲーム勝ち。広島からドラフト1位指名されたエース野村は登板しなかった。愛知学院大はわずか1安打だったが、優勝候補の亜大(東都)を1-0で破った。

 [評]鳴門は右腕後藤田の好投が光った。直球とスライダーを両コーナーに集め、六回まで失策で2人を出しただけの好投。タイブレーク(1死満塁から攻撃)を含む10回1/3を投げ、被安打6の自責点0だった。

 打線は七回2死二塁から日下の左翼線適時二塁打で均衡を破った。しかし八回、先頭打者に安打を許し、捕逸、死球などで1死一、三塁とされ、中犠飛で追い付かれた。
 タイブレークの延長十一回、北照に二ゴロで勝ち越しを許し、内野安打でさらに1点を加えられた。その裏、鳴門は日下が二ゴロ併殺に倒れた。

◎攻守の課題浮き彫り

 32年ぶり2度目の出場を果たした鳴門は、タイブレークの延長十一回に力尽きた。この日の試合は打線の力み、バントの失敗、守りのミスと、課題が浮き彫りになった。

 北照の先発はエースの左腕大串ではなく、右腕三浦。左投手対策の練習をしてきた鳴門打線は、想定外の右腕に「ばたばたしてしまった」(森脇監督)と、序盤から凡打の山を築いた。

 七回、2死二塁から7番日下の適時二塁打で先制したが、直後の八回にバッテリーミスも絡んで同点とされた。手痛い捕逸に日下は「インコースのスライダーにミットを出すのが遅れた」と悔しがった。

 先制した七回は2人が送りバントを失敗。九回にも1死一塁からバントが併殺となった。失策も二つ記録し、相手が犠打を絡め少ないチャンスを生かし、無失策でしのいだのとは対照的だった。

 一方、収穫もあった。エース後藤田が六回までノーヒットピッチング。「切れのある球をコーナーに決められた」と、北照の河上監督をうならせた。タイブレークでは、2点を追う十回2死から大和がセンター前にはじき返し、土壇場で同点に追い付く粘りも見せた。

 42年ぶりの秋の四国王者として臨んだ今大会。森脇監督は「平常心でプレーできなかった。追い込んだ練習をやり、精神面を鍛え直したい」。冬場のトレーニングで心技に力を蓄え、来春の甲子園で「渦潮打線」の爆発を期す。
【写真説明】鳴門対北照 タイブレークの10回裏、鳴門2死満塁、大和が中前に同点の2点打を放つ=神宮