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最後まで懸命のリード 急きょマスクをかぶった板野・金森【高校野球徳島大会決勝戦から】   2017/7/28 15:23
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最後まで懸命のリード 急きょマスクをかぶった板野・金森【高校野球徳島大会決勝戦から】 「監督に告げられたときは、頭が真っ白になった」。板野の左翼手・金森大空は、一回途中、走者と激突した捕手の前田倫平が担架で運ばれた後、急きょマスクをかぶることになった。最も苦手とするポジションだった。

 昨年夏の徳島大会もけがをした3年生の代わりに捕手で先発した。しかし、二塁への送球が苦手という致命的な問題があった。大会後、捕手から一塁に代わった。やはり、塁間の送球でミスが多く、今年6月からは左翼手を任されるようになっていた。

 決勝ではエース・森井絃斗の速球を何とかうまく捕ることができた。低めの変化球は体を張って止めた。恐れていたのは相手の盗塁だった。そのため、死球で出塁させないよう内角球はできるだけ避けた。「暴投でも思い切り投げよう」。五、八回に2度の盗塁を許したが、いい送球はできた。

 送球への苦手意識がある分、「打撃でチームに貢献しよう」と努力してきた。左翼手に移ってから小学生時代のコーチに頼み込んで、練習後に約3時間、打撃を教えてもらった。午後11時に帰宅する日が1カ月続いた。成果はすぐに表れ、長打が打てるようになった。決勝では「投手を楽にしようと、必死に食らい付いた」と2安打し、気を吐いた。

 試合後、投手をリードできなかった悔しさで目を腫らしながら、後輩に助言した。「苦しいことがあるけど、努力したら報われる。頑張ってほしい」。
【写真説明】一回の途中から急きょマスクをかぶった金森。左はエース森井=鳴門オロナミンC休場









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