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鳴門、投打に安定感 徳島県秋季高校野球 1年生に好投手目立つ   2017/10/10 11:23
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鳴門、投打に安定感 徳島県秋季高校野球 1年生に好投手目立つ 高校野球の第70回徳島県秋季大会は鳴門が2年ぶり14度目の優勝を果たして8日に幕を閉じた。シード4校のうち、3校が準決勝までに敗退したが、現時点での実力校が順当に上位に入り、鳴門のほか、生光学園、鳴門渦潮の両校が28日に高知市で開幕する秋季四国地区大会出場を決めた。1年生の好投手が目立った大会でもあった。

 混戦を制した鳴門は投打のバランスが最も取れていた。1年生エースの左腕西野は5試合に先発して37回で防御率1・22、44奪三振、5四死球。連投となった準決勝、決勝を投げ抜いて優勝の立役者となった。

 決勝では西野ら今春入部した1年生5人がスタメンに並んだ。順調に力をつけ、チーム力の底上げにつながった。チーム打率は3割4分。好機に畳み掛け、1試合平均で7・6得点を挙げた。ネット裏では「(秋季四国地区大会で)他県の1位校と互角に戦える」との声が多かった。

 第2シードで準優勝の生光学園はチーム打率が2割8分8厘。持ち前の機動力でカバーし、4番湯浅が2本塁打を放つなど長打力をアピール。決勝では、1番月岡主将がけがで一回で退いたこともあり、足や小技を生かした攻撃ができなかったのは残念だった。課題は守り。先発が完投した試合はなく、大黒柱の育成が急務だろう。

 鳴門渦潮は激戦ゾーンを勝ち上がって3位を死守した。37得点と打線が活発だったものの、5試合で11失策、26失点と守りに不安を残した。富岡西はあと一歩で四国地区大会出場を逃したが、1年生右腕の浮橋が躍進を支えた。鳴門渦潮とは対照的に、さらに上位に進むためには打力を磨く必要がある。

 今大会は4年ぶりにシード制が復活した。8月の県新人中央大会の成績を基にしたものだが、第1シードの阿波、第3シードの小松島はともに初戦敗退。各チームとも新チーム結成後の成長著しい時期にあって、すでに戦力図が大きく変わっていることを示している。

 シード校が倒れた要因の一つが1年生投手の台頭だ。西野、浮橋をはじめ、池田の白川、徳島科技の近藤、徳島商の村田ら将来性の豊かな投手が多く、完封は6試合と前年より2試合増えた。

 全31試合中、1点差は延長戦の2試合、サヨナラの3試合を含めて8試合。競り合う試合が多かった半面、コールドゲームは11試合と、新チーム特有の荒れた試合も少なくなかった。本塁打は昨年より5本増えて、8本(うちランニング本塁打2本)飛び出した。

 無失策試合はわずか1試合。不用意な四死球や悪送球など、守りのミスから失点を重ねる場面が目についた。

 県勢は3年連続で選抜大会出場を逃している。秋季と春季を合わせ、四国地区大会では2014年秋季の準々決勝から15連敗中。代表3校には本番までに投打に磨きをかけるとともに、走塁や送りバントなどの基本プレーの徹底を図ってほしい。
【写真説明】高校野球の第70回徳島県秋季大会で、2年ぶり14度目の優勝を果たした鳴門の選手=鳴門オロナミンC球場



徳島県高校野球秋季大会2017日程と結果


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