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高校野球秋季四国大会 徳島県勢の戦い 記録に残らないミス敗因   2017/11/6 21:45
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高校野球秋季四国大会 徳島県勢の戦い 記録に残らないミス敗因 11月5日に閉幕した高校野球の第70回秋季四国地区大会で徳島県代表の3校は準決勝に進めず、県勢が4年連続で春の甲子園を逃すことがほぼ確実になった。四国地区大会に各県から複数校が出場するようになった1961年以降、県勢が4年続けて4強入りできなかったのは初めて。春季を合わせると2014年秋季から7季連続で、他の3県との実力差が改めて浮き彫りとなった。

 秋季四国地区大会が始まった1948年以降、県勢が連続で選抜大会出場を逃したのは55~59年度の5年連続が最長。これに次ぐ不名誉な記録となる可能性が濃厚だ。

 徳島1位の鳴門は初戦の2回戦で高松商(香川3位)に5―9で逆転負け。三回に5点を先制しながら追加点を奪えず、試合の流れを手放した。先発西野は八回に8失点。併殺を焦った内野手の失策も命取りになった。継投時期の難しさが浮かび上がったが、勝てる試合を落としたといっていい。

 2位の生光学園は1回戦で小松(愛媛3位)に6―4で逆転勝ちし、秋季四国地区大会での県勢の連敗を10で止めた。しかし、2回戦は明徳義塾(高知1位)に0―13の五回コールドで大敗。15与四死球と投手陣が自滅し、打線も1安打と勝負にならなかった。

 3位の鳴門渦潮は1回戦で高知(高知2位)に0―2の完封負け。県秋季大会で1試合平均7・4得点を挙げた打線は4安打に終わり、県大会と四国のレベルの違いを痛感させられた。

 3校に共通する敗因は記録に残らないミスの積み重ねだ。攻撃では得点機などで甘い球を見逃したり、2死から二塁走者のスタートが遅れて単打で生還できなかったり。投手はファウルで粘られてカウントを悪くし、甘くなった勝負球を痛打される場面が目についた。

 新チーム結成から間もないため、勝利には投手力が欠かせない。優勝した明徳義塾、準優勝の英明(香川1位)はいずれもスタミナ十分の本格派を擁する。ピンチで思い切って継投できる控え投手の存在も大きかったようだ。県勢は2番手、3番手投手の育成も急がれる。

 英明は徳島出身の3人がフル出場した。3選手はこう口をそろえていた。「甲子園に出るだけではなく、勝ちたい」。志やモチベーションがかなり高いように感じた。

 もはや力のある中学生が県外の私学に進学するのは珍しくない。県内では有力選手が各校に分散し、戦力の低下を招く要因となっており、県大会を勝ち抜くのに精いっぱいのように映る。四国を制するぐらいの覚悟で練習から徹底的に追い込むべきだろう。指導者を含めた意識改革が進まない限り、春の甲子園はますます遠い存在になってしまう。








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