|
徳島ヴォルティス
徳島、ホーム最終戦飾る 2-0、鳥栖を攻守に圧倒 2008/11/23 11:14
J2第43節第1日は22日、3試合を行い、最下位の徳島は鳴門ポカリスエットスタジアムで鳥栖と対戦し、2-0でホーム最終戦を飾った。徳島は通算7勝8分け26敗(勝ち点29)となった。3位・仙台は横浜FCと2-2で引き分け、勝ち点を67とした。J1初昇格を狙う同71の山形が23日の熊本戦に勝てば、残り2試合で仙台と同7差がつくため、J1に自動昇格する2位が決まる。既に優勝を決めている広島は4-3で草津を下した。次節休みの徳島は第45節の12月6日正午から広島ビックアーチで広島との最終戦に臨む。【評】徳島がJ1昇格争いに絡む5位の鳥栖を攻守に圧倒し、ホーム最終戦を5試合ぶりの完封で飾った。 前半立ち上がりから出足がよく、こぼれ球を支配。ソウザ、石田の2トップを起点にサイドから攻め込んだ。37分、倉貫のクロスを塩川が頭でつないだ球を石田が右足で決めて先制した。 後半は鳥栖にカウンターからシュートを許した場面もあったが、GK島津やDF陣がゴール前で体を張った。25分には玉乃が倒されて得たPKを倉貫が右隅に決め、勝利を決定づけた。 徳島・美濃部監督 「最後に意地をみせろ」と選手を送り出したが、本当にいい試合をしてくれた。こんな試合をもう少し早い段階でできていれば結果も変わっていたかもしれない。1年を通して応援してくれたサポーターには心から感謝している。 鳥栖・岸野監督 内容も結果も完敗で、勝てる要素は一つもなかった。すべて私の責任です。ただ、今季われわれがやってきたことは何ら色あせない。残り2試合、サポーターに「応援してよかった」と思ってもらえるような試合をしたい。 ◎「動くサッカー」理想結実 「負けたら終わりじゃなくて、やめたら終わりなんだ」。好きな曲の歌詞に自分の思いを重ね、方針をぶらさずチームを率いてきた美濃部監督の「人と球が動く徳島のサッカー」がホーム最終戦で結実した。J1昇格に絡む鳥栖を打ち砕く2ゴールとカウンターを断つ堅守が、3季連続最下位に沈んだ今季の憂さを晴らした。 相手ボールになるとソウザと石田の2トップを除く8人がしっかりブロックをつくった。勇気をもって最終ラインを下げないことでこぼれ球を拾い、素早く前に運ぶ。攻守の素早い切り替えに成功したことが勝因だ。 ソウザのドリブルとポストプレー、ボランチの倉貫、米田のサイドチェンジ、挽地、藤田の両サイドDFの攻撃参加・・・。すべてが滑らかに連動した。「徳島の子どもたちが『将来ヴォルティスに入りたい』と思うようなプレーをしたい」と懸命に走った玉乃は「全員の気持ちが一つだった」。 球際で粘り、90分間走り抜けば、そうは負けないことをチームはあらためて感じたはずだ。冷静にPKを決めて2点目を挙げた司令塔の倉貫も「やっぱり気持ちなんですよね」と振り返った。 ボールを回して攻め込むスタイルがリスクの大きいことは百も承知で選んだいばらの道だった。パスは回ってもゴール前の精度を欠いて負け続けた結果の最下位。それでも人と球が動くサッカーの興奮と、その先にある勝利の喜びが大きいことをイレブンはこの日の試合で証明してみせた。 美濃部監督の好きな曲の歌詞はこう続く。「どんな夢もかなえる魔法、それは続けること。苦しみ、悲しみの先、見える光、自分の道」。(伊藤) 鮮やかな先制点 ○・・・鮮やかなボレーシュートで貴重な先制点を挙げたのがFW石田。「責任を取って辞める社長、応援してくれたサポーター、そして自分たち自身のために勝ちたかった」と、お立ち台で胸の内を明かした。 この日のゴールは6月末に移籍したドゥンビアに並ぶチームトップの7点目。オフサイドと判定された前半17分の「幻のゴール」を悔しがり「途中でいなくなったドゥンビアを超えないと話にならない」と、広島との最終戦でのゴールを誓った。 「今後も応援を」 ○・・・3季連続最下位の責任を取って今季限りで辞任する高本社長が、ホーム最終戦を快勝で飾った選手一人一人を握手で出迎えた。 試合後のセレモニーではマイクを握り「こんな結果になって申し訳ない」と、深々と頭を下げ「ヴォルティスはこれから必ず強くなる。いいクラブになると思う。今後も応援よろしくお願いします」と訴えた。 【写真説明】【右】徳島対鳥栖 先制点を挙げたほか献身的なプレスで勝利に貢献した徳島の石田<14>がドリブルで攻め上がる【左】前半37分に待望の先制点が生まれ、肩を抱き合って喜ぶ徳島イレブン=いずれも鳴門ポカリスエットスタジアム
| 勝敗表
|








J2第43節第1日は22日、3試合を行い、最下位の徳島は鳴門ポカリスエットスタジアムで鳥栖と対戦し、2-0でホーム最終戦を飾った。徳島は通算7勝8分け26敗(勝ち点29)となった。3位・仙台は横浜FCと2-2で引き分け、勝ち点を67とした。J1初昇格を狙う同71の山形が23日の熊本戦に勝てば、残り2試合で仙台と同7差がつくため、J1に自動昇格する2位が決まる。既に優勝を決めている広島は4-3で草津を下した。次節休みの徳島は第45節の12月6日正午から広島ビックアーチで広島との最終戦に臨む。












