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四国IL、マニー・ラミレスが徳島に見参~4月12日の徳島戦から   2017/4/17 12:39
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四国IL、マニー・ラミレスが徳島に見参~4月12日の徳島戦から メジャーリーグで通算555本塁打、打率3割1分2厘を誇るマニー・ラミレス選手(44)が4月12日、四国アイランドリーグplus(IL)高知ファイティングドッグスの一員として徳島の野球ファンの前に姿を現した。アグリあなんスタジアム(阿南市)で行われた徳島インディゴソックス戦に「4番指名打者」で出場し、観衆の注目を集める中、4度の打席で1安打2四球。1本のヒットがタイムリー(打点1)となる勝負強さを見せた。

◆念入りな準備◆

 午後2時すぎ、マニー選手は高知ナインより一足早く球場に到着した。トレードマークのドレッドヘアーに、黒いTシャツ姿。メジャーのスーパースターだっただけに貫禄は十分。道具を自ら持って球場に入った。

屋内で体をほぐした後、チームメートとともにランニングなどに励んだ。打撃練習に費やす時間は短い。全力でバットを振ることはほとんどなく、バットをゆっくりと動かしながら、ボールが当たる感触を確かめていた。

打撃投手相手の練習では、1回に10球ほどを打ち、軽く広角に打ち分けることから始めた。ゲージに入る度に目つきやスイングは徐々に鋭くなり、強い打球が飛んでいく。最後はレフトスタンドへ特大の打球を飛ばして締めくくった。来日後、まだホームランはないものの、メジャー通算555本塁打を放ったパワーは健在のようだ。選球眼の良さにも定評があり、ボールをじっくりと見送る場面が何度あった。

◆深々としたお辞儀に、全力プレー◆

 試合開始前の選手紹介では、三塁線に沿ってチーム全員とともに整列。場内アナウンスで「背番号99、マニー・ラミレス」とコールされると、一歩前に進み、ほかのナイン同様、スタンドに向かって深々と頭を下げた。プレーでは七回表の第4打席のサードゴロ(記録はエラー)に、全力で一塁を駆け抜ける場面も。練習や試合を通して、メジャーのスーパースターという過去を持ちながら、今なお真摯に野球に取り組む姿勢が見て取れた。

◆来場者の注目も高い◆

 高知ナインが試合前、三塁側ベンチ前に集まると、スタンドのフェンス際に、カメラやスマートフォンを持ったファンが押し寄せた。 徳島のホームとあって、インディゴソックスへ声援を送るファンがほとんどだが、元メジャーのスーパースターが打席に入ると、熱い視線を注いだ。野球ファンで、メジャー時代からマニー選手を知る男性は「徳島でマニーを生で見れるなんて奇跡的」と感慨深げ。別の男性は「また一つ球場に訪れる楽しみが増えた。(マニーには)また来てほしい」と次の来徳に期待した。

試合では、第2打席に外角低めのストレートを腕をいっぱいに伸ばしてライト前にタイムリーヒットを放った。これまで出場した全試合でヒットを放っていて打率は3割8分1厘、特に得点圏では6打数5安打と際立った数字(4月12日終了時点)。メジャー時代からの勝負強さはいまだ健在だ。

◆マニー効果は?徳島ナインにとっては刺激に◆

 観客数は358人と、事前告知が少なかったこともあってかマニー効果はあまり感じられなかった。一方で徳島の選手にとっては、対戦が励みになったようだ。

徳島の先発を務めた伊藤翔投手(18)は、マニー選手との対戦で自己最速の149キロをマーク。ランナーを背負った場面での投球が多く「自分の一番のボールで勝負した」と振り返った。五回の第3打席は二死2塁の場面で、最後は四球となったものの、勝負は見応え十分だった。伊藤投手は「自分のボールにスピンがよく掛かっていることが分かった」と手応えを口にした。 バッテリーを組む生田雄也捕手(22)は間近でスイングを見ていた。「ミートの瞬間のパワーの違いを感じた」と話す。高知には、マニー選手に加え、メジャーリーグのレッドソックスなどでプレーしたアンダーソン選手(29)もいる。外国人選手への攻め方も勉強になっているそうで、バッテリーは「次こそ抑えたい」とさらなる成長を誓っている。

マニー選手と同じドミニカ出身のテヘーダ選手(27)は、マニー選手から日本とアメリカの投手の違いに関する質問を受けたり、打撃でのアドバイスをもらったりしたという。同じフィールドでプレーでき「いい経験になっている」と語る。

◆勇姿を再び徳島ファンに。徳島の選手の成長にも期待◆

 マニー選手は、第4打席でサードゴロを打ち、全力疾走した際に左太ももを痛めて試合途中でグラウンドから姿を消した。試合後には地元の野球少年からの求めに応じ、ボールにサインをするなど、ファンを大切にする姿も見せた。野球少年たちに夢を与えられる存在だけに、けがを早く治し、徳島のファンの前に再び勇姿を見せてほしい。徳島で次に高知と対戦するのは5月上旬。対戦を経験しながら成長していく徳島の選手の様子も見守ってほしい。

*複数の写真を掲載したページは下記のリンクから
【写真説明】左:打席に立つマニー、右:子どもたちにサインするマニー=いずれもアグリあなんスタジアム



四国IL、マニー・ラミレスが徳島に見参







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