「われらは公共の福祉を守る。公正なる言論、真実の報道を力として」、「われらは社会に先駆する。自由のため、平和のため、そしてよりよい生活のために」・・・
徳島新聞社編集局に掲げられた「われらの信条」である。本紙の進むべき道を示すため、創刊4年目の1948年に定められた。5カ条から成り、こう続く。「われらは文化の灯となる」「われらは県民と共に行く」「われらはまず自らを試す」
揮毫(きごう)したのは美波町出身で昭和を代表する書家の一人、小坂奇石さん。ほれぼれとするような格調高い書で、見る度に襟を正させられる。新聞づくりに携わる私たちが常に立ち返るべき原点であり、道しるべである
この年、新聞週間もスタートした。第1回の代表標語は「あなたは自由を守れ 新聞はあなたを守る」。戦争中、国家に手足を縛られたことへの反省がうかがえる
今年の新聞週間はきょう始まった。代表標語は「新聞は 地球の今が 見える窓」。作者は東京の高校3年、本田しおんさん。若者の新聞離れが言われる中、頼もしい読者である
読みたいニュースを選んで読むネットとは違って、新聞にはさまざまな分野の情報や論評が並んでいる。若い人にも、ぜひ読む習慣を身につけてほしいものだ。私たちも、地球の今が見える窓を、しっかりと開け放つ努力をしていきたい。
|
|
|
|