このところ日が落ちるのが早くなってきた。10月も下旬。午後6時ともなれば、とっぷりと暮れている。片付けるのを忘れているのだろう、帰宅中、風鈴がわびしく鳴るのが聞こえてきた
きょうは「霜降」。二十四節気の一つで、朝夕の気温が下がり、露が霜となって降りる時期である。剣山頂上付近では下界より一足早く紅葉が始まったという。山々が美しく染まる日もそう遠くはない
秋は心が落ち着くものだが、永田町や霞が関からは「それどころでない」との声が聞こえてきそうだ。鳩山内閣がスタートを切って、まだ1カ月余り。脱官僚・政治主導を合言葉に、全力投球の日々が続いている
税金の無駄遣いを排除した「国民目線」による予算編成や緊急雇用対策、それに郵政見直し、日航再建問題、新型インフルエンザ用ワクチンの接種もある。仕事は山積みで、秋どころか、汗だくの夏といったところだろう
しかも、これまで経験したことのない国政の運営。看板政策をめぐって、閣僚らの発言が食い違ったり、アクセルとブレーキを同時に踏むようなこともあったりしたようだ。ただ幸いなことに、今のところ大けがはない
週明けには、野党が待ち構える臨時国会が召集される。さて、論戦の舞台を正々堂々と乗り切れるか。紅葉が近づく中、「若葉マーク」の運転ぶりが試されそうだ。
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