日本人が飲んでいる緑茶の渋み成分・カテキンには、がんや動脈硬化、肥満予防などの効果があるとされる。茶の産地・静岡県は、がんの死亡率が全国平均より著しく低いそうだ
緑茶を1日5杯以上飲むと、脳梗塞(のうこうそく)の死亡リスクが男性は42%、女性は62%低下するといった研究結果もある。緑茶はもともと中国から薬用植物として入ってきたそうだから、体にいいのもうなずける
そのカテキンにインフルエンザウイルスの増殖を抑える効果があることを、徳島文理大学薬学部の葛原隆教授が突き止めた。もっともカテキンは腸で分解されるため、緑茶を飲んでも効果は期待できない
カテキンが腸内で分解されないようにすれば、新型インフルエンザウイルスの治療薬開発につながるという。タミフルが効かない耐性ウイルスに有効な新薬の開発にも期待がかかる
ぜひ開発してほしいものだが、新型インフルエンザ対策はすでに待ったなしの状態だ。3つや4つの子どもが新型で死亡したと聞けば胸が痛む。親なら張り裂けるだろう。県内の小児科にも、季節性インフルエンザの予防接種の予約が殺到しているようだ
新型の予防接種はいつ受けられるのか。1回でいいのか、2回必要なのか。国がはっきりしなければ医療現場は混乱する。まあ緑茶でも飲んでから、などと悠長に構えてはいられない。
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