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百家争鳴。ひょっとしたら鳩山政権の政治スタイルは、この一語に象徴できるのかもしれない。悲願の政権交代から1カ月半。意気軒昂(けんこう)に持論をとうとうと語る閣僚たちを見ていての印象である
その最たるものが、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題だろう。首相と外相、防衛相が三者三様の発言を繰り返し、混迷にいよいよ拍車が掛かってきた
腹案を出すことで関係者の反応をみる「観測気球」を上げているのではないか、との見方もある。しかし、最近では与党議員から硫黄島への移設案まで飛び出す始末だ
それでも、国の重要政策に対して閣僚がどういった見解を持ち、解決に向けてどのように動いているかが見えるのは歓迎すべきことであろう。ただし、国民が「ならし運転中」の鳩山政権を寛容な心で見守ってくれているうちだが・・・
残念ながら、あまり悠長なことは言っていられないようだ。共同通信の世論調査で鳩山内閣の支持率は61・8%と、9月中旬の発足直後から10・2ポイントもダウンした
ともあれ、財源の裏打ちが見えない衆院選マニフェストを羊頭狗肉(くにく)だと酷評されても、「こんな財政にしたのは誰なんだ」と勇猛果敢に切り返すだけでは駄目ということだ。与野党論戦の場は、きょうから一問一答形式の予算委員会に移る。そこでほしいのは確かな具体論である。
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