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岸田劉生(りゅうせい)、梅原龍三郎、小倉遊(ゆ)亀(き)・・・。美術にそれほど関心がなくても、どこかで聞き覚えがあるのではなかろうか
日本の代表的な72人の画家の作品を紹介する特別展「明治・大正・昭和 100年の名画」を県立近代美術館で見た。京都と東京の国立近代美術館が所蔵する洋画と日本画が一堂に展示されている。安井曽太郎、佐伯祐三、香月泰男ら、そうそうたる顔ぶれだ
日曜日ということもあって、入場者がひっきりなしに訪れていた。県外からも随分来ているようだ。見終わって、ほかではなかなか得られない充足感を味わった。文化や芸術の持つ力だろう。12月6日まで開かれる。ぜひ足を運んでほしいものだ
文化の日のきょうは県文化賞の贈呈式も行われる。今年の受賞者は俳人の上崎暮潮(ぼちょう)さん(87)。長年にわたって俳誌「祖谷」主宰を務め、文芸の振興や後進の育成に励んできた
一方、若手文化人に贈られる阿波文化創造賞には「阿波木偶(でこ)箱(はこ)廻(まわ)しを復活する会」代表の中内正子さん(42)が選ばれた。これも素晴らしい活動である。中内さんらがいなければ、長い歴史を持つ箱廻しの伝統はすっかり途絶えていただろう
徳島の自然や暮らしにこだわり続ける上さんに、こんな俳句がある。<阿波の地に流れし歴史藍の花>。きょうは徳島の豊かさをあらためて見直す一日でありたいものだ。
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