「みまから」って何だろう。そんな興味から読み始めた。地元の青唐辛子を刻んで商品化した美馬市美馬町の特産品と分かった
本紙1面に連載中の移動編集局・美馬市「食農新時代」に、その「みまから」が登場した。開発したのは地元商工会の女性部。焼き肉のたれ、みそと合わせた商品などを販売、売り上げを伸ばしているという
「県外に就職しても宣伝してくれよ」。体験活動に訪れた地元の高校生に生産組合の組合長が声をかける。「若い人が都会に行くのは仕方ないけど、地元にこんな特産品があるのを知った上で行ってほしい」。そう話す言葉が心に残る
少子高齢化、過疎化が進む美馬市。連載は、それを「食」と「農」のさまざまな取り組みで食い止めようとする住民の姿を描く。生産者に生きがいをもたらす産直市、観光ブルーベリー園を始めたハッサク農家の人々、高齢者の農作業を手伝うNPO・・・
そうした活動を通して、住民が家族のように支え合う新たなコミュニティーも再生されつつあるようだ。お年寄りや若者が孤立しがちな都市部の住民にとっても学ぶことは多いだろう
農業振興の成果は、食料自給率の向上にとどまらず、安心・安全な食品の提供や食育、地球温暖化防止など、多方面にわたる。これからは農業の時代である。国の強力なバックアップも欠かせない。
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