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鳴潮
12月15日付
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 月日がたつのは本当に早いものだ。1月は行く、2月は逃げる、3月は去るというが、12月の逃げ足も十二分に早い。年賀状の受け付けが、きょうから始まる。まだ書き始めてもいないのに、と慌てたのは筆者だけではないだろう

 年賀状といえば、香川県出身の俳優・要潤さんが東京・霞が関の郵便事業会社を訪れ、「うどん県」の宛先で郵便物が届くよう要望したそうだ。もちろんユーモアあふれる同県の観光PRである

 ただ、徳島空港が阿波おどり空港、高知空港が龍馬空港になったように、例えば香川がうどん県、高知が龍馬県、愛媛が坊ちゃん県、本県が阿波おどり県の宛先で年賀状が届くようになるのも悪くない。スダチ県や渦潮県も、いいかもしれない

 ところで、理想科学工業は今秋、かつて大ヒットした家庭用簡易印刷機「プリントゴッコ」のインキなどの販売を来年末で終了すると発表した。印刷がパソコンなどに取って代わられただけではない。いまや携帯メールの「あけおめ」で済ませる若者も少なくなくなった

 歌は世につれというが、内藤陽介著「年賀状の戦後史」によると、年賀状もまた時代を映す。例えばくじ付きお年玉はがきは、戦後の混乱期に安否確認の手段として考案されたという

 東日本大震災があった今年は、そうした年賀状の存在意義も復活しそうだ。「あけおめ」ではあまりにも軽すぎる。

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