徳島新聞Web

12月15日(金曜日)
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鳴潮
8月23日付
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 いくつになっても、その気さえあれば多くのことが成し遂げられる。疑いのない事実ではあるが、それだけでまぶしく、かなわないな、といったところが、若さにはある
 
 徳島市であった大村智・北里大特別栄誉教授の講演で、質問に立った高校生が自分の進路へのアドバイスを求めていた。ああ、この子の前には無限の未来が開けている。そう思うと随分うらやましかった
 
 ノーベル医学生理学賞を受けた才能と努力の人は、講演でこう語った。「失敗を恐れて挑戦しないで、チャンスを逃すことを恐れなさい。成功した人は誰よりも多くの失敗をしたんです」。夏休みもあとわずか。子どもたちには大きな刺激になっただろう
 
 わが身を振り返ると、無駄にしてきた時間の長さにうんざりするが、もはや取り返しがつかない。少しは心を入れ替え、これからどう生きるか。加えて大人としての責任をどう果たすか
 
 <雨は金持の上にも降れば、貧乏人の上にも降る。善人の上にも降れば、悪人の上にも降る。とはいえ、雨はけっして公平とはいえぬ。もともとが不公平な世の中の上に降るからだ>「駱駝祥子(ロートシアンツ)」
 
 改善してきたとはいえ、子どもの貧困率は13・9%。主要国の平均よりもやや悪い。人生の出発点で、不公平じゃないか、と子どもたちが嘆かずに済むよう、対策を急がねばならぬ。

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