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12月16日(土曜日)
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鳴潮
9月18日付
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 見守り、見守られ、支え、支えられる。思いがけない災害が多い今だからこそ、心を通わせることの大切さが身に染みる
 
 NHK連続テレビ小説「ひよっこ」も、それを教えてくれる。主人公は、茨城県の山あいの農家に育った谷田部みね子。集団就職で上京し、見知らぬ東京を舞台に、しっかりと根を張っていく姿を描いている。残すところ2週間、物語は佳境に入った
 
 立志伝でもなければ、実在したモデルがいるわけでもない。それでも人気を呼んでいるのはなぜか。1964年の東京五輪や66年のビートルズ来日、その空気を同じように吸った、懐かしさばかりではあるまい
 
 あるのは、名もなき一人一人への共感かもしれない。きのうよりきょう、きょうよりあしたという高度成長期、助け合って生きてきた人たちに心を通わせているのではない
 
 ミニスカート旋風が起きた67年、みね子の親友、時子が「ツイッギーそっくりコンテスト」で優勝する。だが、この先、大丈夫かなと不安がる時子に、みね子がこう言う。<大丈夫にするしかないでしょう>
 
 架空とはいえ、みね子も時子も古希を超える。全国の100歳以上の高齢者は過去最多、6万7千人以上に上る。それぞれに励まし、励まされのドラマがあったに違いない。そんな話をもっと聞いてみたい。きょうは敬老の日。

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