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10月21日(土曜日)
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鳴潮
10月3日付
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 アムロではなく、アヅチと読む。アムロが引退を決めた年、アヅチは大きな一歩を踏み出した
 
 宮崎県日向市で開かれたサーフィンの世界ジュニア選手権で、海陽町の安室丈選手が初優勝した。16歳。国際サーフィン協会主催の大会で日本選手が個人種目を制したのは初めてだそうだ
 
 父の正人さんはサーフボード工房を営む。毎日波に乗る、その背中を見て育った。14歳でプロ入り。大胆で華麗な技が持ち味だが、海から上がれば「人見知りで内弁慶」とは母英子さんの評だ。「みんなが応援してくれたので優勝できた」と勝者の弁もしおらしい
 
 同級生の上山キアヌ久里朱選手も、初挑戦で3位に入った。「次は18歳以下の部で優勝すればいいかな」と、こちらは先をにらんでたくましい。女子は徳島市出身の川合美乃里選手が4位につけた
 
 サーフィンは、ポリネシアの民が古くから楽しんでいた遊びに起源を持つという。波乗りにふけるのは不道徳として19世紀、ハワイに来島した宣教師によって禁止された不幸な歴史がある。先住民の文化を再興したのが、20世紀初頭の五輪水泳メダリスト、デューク・カハナモク
 
 2020年の東京五輪で、初の正式競技となった。四国の海に青く染められた若者たちが、オリンピックの波に鮮やかなラインを描く姿が目に浮かぶ。これは待ち遠しい。

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