【 阿波うまいもんレシピ 】夏バテ知らずのひんやりレシピ『冷たいラーメン?…いや、そうめん!』ー徳島伝統の味・半田そうめん

スダチそうめん

8年程前に、徳島新聞社の美馬支局に2年間、勤めた。赴任して初めて、「半田そうめん」の産地として知られるつるぎ町半田を訪れた。山々に囲まれた盆地。限られた平地には、家が建ち並び、道路は対向する車がやってくると、かわすのに冷や汗をかく程の幅の狭さ。近くには豊かな水量をたたえる吉野川が流れる。そんな場所に「半田手延べそうめん」の看板を掲げた製麺所が密集している。「ここからあの半田そうめんはやってきているのか」と感慨深かったのを今も覚えている。

ちなみに、えんがわオフィスでの昼食時も話題に上ったのだが、関西ではうどん屋の看板を掲げた店で蕎麦も売り、関東では蕎麦屋の看板を掲げた店でうどんも売る、という現象が見られる。(四国のうどん屋は蕎麦ではなく、おでんを売っているが、それはまた別の話なので、ここでは触れない。)だが、つるぎ町半田では、そうめんを売るうどん屋がある。うどん屋におけるおまけ的な趣で、「かけそうめん」などのメニューがあるのだ。全国の他のそうめん産地でも、こうした現象が見られるのかどうか興味深いところである。  

さて、半田そうめん。夏に食欲がないときでもつるりと食べられる。何はなくとも半田そうめんがあれば、どんどん熱帯化する日本の夏を乗り切れる…はず。ということで、つるぎ町半田松生でご両親と一緒に北室白扇を営む北室淳子さんに、暑い日に食べたい「冷やしラーメン風半田そうめん」の作り方を教えてもらった。

【冷やしラーメン風半田そうめん】

<材料(2人分)>

半田そうめん2束、卵1個、ヤングコーン4本、メンマ少量、キュウリ1/2本、ナス1/2本、干しエビのつゆ 400cc(*市販のつゆでも作れるが、おすすめは干しエビのつゆ。作り方は下記)、塩少々、ショウガ1/2片

<作り方>

①キュウリとナスをスライスし、塩を入れてもむ。 ②ヤングコーンをゆでる。卵をゆで、半分に切る。 ③半田そうめんをゆがく。ゆであがると水でもみ洗いし、流水でしめる。 ④器にそうめん、ヤングコーン、卵、メンマ、キュウリ・ナスを盛りつけ。 ⑤干しエビつゆをそっと器に流し込む。 ⑥千切りしたショウガをキュウリ・ナスに載せ、お好みで氷を入れる。  

【干しエビのつゆ】(こちらを先に作っておく)

〈材料〉

水600cc、干しエビ40㌘、昆布2切れ、酒50cc、みりん50cc、うすくちしょうゆ50cc、塩ひとつまみ

〈作り方〉

①ボウルに干しエビと水を入れ、冷蔵庫で一晩おく。(夏場は干しエビが傷みやすいので常温ではおかないよう気をつける。) ②昆布を入れて火にかけ、沸いてきたら酒とみりんを入れる。 ③うすくちしょうゆと塩で味を調える。 ④あら熱を冷まして、保存用の容器に入れ替え、冷蔵庫でさらに冷やす。  

干しエビのつゆは思わず飲み干してしまうおいしさで、市販のつゆとは全く比べものにならない。ラーメンよりもヘルシーで、でもラーメン風。ぜひ、一度試してほしい。

スイカとズッキーニのサラダそうめん

  写真の「スダチそうめん」、「スイカとズッキーニのサラダそうめん」のレシピは2015年7月20日の「暮らし」面掲載。  

【おまけ】 徳島新聞「暮らし面」で連載「頑張るシングルファーザー」を書いている作家辻仁成さんのおすすめはこちら。

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