吉本新喜劇座長の辻本茂雄さんインタビュー 芸能生活30周年記念公演をPR

「茂造じいさん」に扮した辻本茂雄さん

吉本新喜劇で座長を務める辻本茂雄さん(52)が、8月に鳴門市で行う「絆で30周年記念ツアー」の公演PRのために来県した。人気キャラクター「茂造じいさん」に扮した辻本さんに、節目を迎えた芸能活動や公演に向けた思いを聞いた。

(2017年7月19日掲載)

爆笑の連続で涙を流してもらおうという、2時間の新喜劇になっている。茂造じいさんなど、30年の間に作ってきた三つ以上のキャラクターが登場する。一つの舞台で三役以上を演じるのは初めてのことだ。

芸能生活30周年の機会に、面白い台本と若手メンバーで全国を回りたいと思った。自分が手掛けた台本と演出で、どれだけの人に喜んでもらえるかという挑戦でもある。幅広い年齢に愛される「茂造」は僕を代表するキャラクターなので、今回も前面に出していく。

これまで振り返ると、つらいことを思い出すより、続けてこられた幸せを強く感じる。そもそも中学2年の時に競輪選手になると心に決め、お笑い芸人になるつもりは全くなかった。

和歌山県の強豪高校に入って全国大会で結果を残し、夢がかなう直前に両足の骨に腫瘍が見つかって道が絶たれた。この時よりつらい経験は他にない。

競輪とお笑いの世界は違った。「これだけ舞台で笑いを取ってもギャラは上がらんし出世もせん」と悩んだこともある。でも、頑張っていると、誰かが見ていて引き上げてくれる。そんな人情のある世界だと思う。

高校卒業後、何もやる気になれずアルバイト生活を送っていた時に、NSC(吉本興業のタレント養成所)5期生募集のポスターを見つけた。一歩踏み出したら何かが生まれるかもしれないと、勇気を出して進んだことが今につながった。

吉本に入ってからはたくさんの笑いを見て、売れるために自分をプロデュースしてきた。「今何をしたいのか、何を必死で頑張らなあかんのか」を考える。周りが何と言おうと、自分の思ったことは信念を曲げずにやりきる。この姿勢は高校生の時から変わっていない。

人生で大事なのは一歩を踏み出す勇気だろう。そんな思いを曲にして、今回の舞台で歌うつもりだ。定番のギャグもあって見どころ満載。笑いのパワーを受け取りに来てほしい。

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