ヴォルティスのDF馬渡がJ2,J3の通算出場が100試合に 「年間フルに戦い続け、J1昇格をつかみたい」

徳島ヴォルティスのDF馬渡和彰が1日のカマタマーレ讃岐戦に出場し、J2、J3でのリーグ戦通算出場が100試合に到達した。今季、徳島ではリーグ戦33試合、天皇杯1試合に出場し、1シーズンの出場試合数でもプロ4年目でキャリア最多となった。

讃岐戦で、シーズンの試合出場数が自己最多となったDF馬渡=10月1日、Pikaraスタジアム

馬渡のポジションは、サイドバックやサイドハーフで、両サイドどちらもこなせる。チームの戦術や対戦相手に応じて左右を入れ変わり、試合中にサイドを変わることもしばしばある。攻守にピッチを駆け回り、豊富な運動量が要求されるポジションながらも、今季はこれまでリーグ戦35試合中33試合に出場。ピッチに立った時間は、34試合にフル出場しているキャプテンのMF岩尾憲の3060分、35試合出場のFW渡大生の2908分に次いで、チーム3位の2894分だ。

東京都出身の馬渡は、名門・市立船橋高校、東洋大学を卒業後、J3のガイナーレ鳥取でプロキャリアをスタートさせた。昨季はJ2のツエーゲン金沢でプレーし、今季からヴォルティスに加入。開幕戦では、左サイドを相手陣内深くまで切れ込み、MF杉本へアシスト。新生ヴォルティスを勝利に導く決勝点を演出し、鮮烈なデビューを果たした。サイドから糸を引くようなラストパスを送り、強烈なシュートも放つ。アシストやゴールも重ね、今やヴォルティスのサッカーに欠かせない存在となっている。

プロ選手として歩み始めた鳥取での1年目は、けがでリーグ戦の後半に出場できなかった。2年目にリーグ戦31試合(ほかに天皇杯2試合)に出たものの、昨季在籍した金沢でもけがに泣き、戦線を離脱した時期があった。体のケアに努めてはいたが、自身のケアだけではどうすることもできないけがもあった。なのに、「1年間通して戦えない」と言われることもあり、「納得できていなかった」と悔しさをにじませる。

ここまで夏の暑い時期もあったため、試合中に運動量が落ちる時間帯もあるというが、終了間際でも攻守にピッチを駆け続ける。「きつい時間帯にチームを助けるプレーをできたら」と話す。涼しい季節を迎え「90分フルに戦える感じもする」とリーグ戦終盤に向けて頼もしい。

最近はチームの勝ち点が伸び悩んでいるが、内容は改善してきている。7試合ぶりの勝利に向け「シュートだけにフォーカスされがちだが、そこに至るクロスやラストパスの精度もこだわらなければ」と取り組んでいる。

自分自身「良いシーズンが送れている」という今季、チームも良いサッカーをしているからこそ、「J1昇格をつかみたい」との気持ちは強い。し烈な昇格争いを勝ち抜くために必要なのは「今までやってきたサッカーをぶれずに残り試合もやること」と話し、今季、徳島が積み上げてきたサッカーを貫くことの重要性を掲げる。個人としても「年間通してフルで戦い続けるというのはやらないといけないところだと思っている」と、昨季までの自分を覆したいとの思いもある。徳島のサイドを支えるDFが走り抜いた先に、昇格が待っている。

ゴールを決める馬渡(中央)=8月11日、鳴門ポカリスエットスタジアム

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